ゆかのんかズよみごと!!

読んだこと見たことを思い出したらお知らせします。

今日の一作vol.289 Love Love Hip~壁尻の彼氏~…夜のおともに

Love Love Hip ~壁尻の彼氏~ (二見書房 シャレード文庫)

Love Love Hip ~壁尻の彼氏~ (二見書房 シャレード文庫)

両親の喧嘩が嫌で、夜出歩いていた奏多。絡まれていたところを、海堂という胡散臭いけどカッコいい男に助けられ、それ以来海堂のアパートに入り浸るように。そしてある日海堂に慰められているうちに抱かれてしまった。元々ゲイかもと思っていたし海堂を好きになっていたので嬉しかった。その後も何度も抱かれ、しまいには襖に空いた穴に挟まれながらの壁尻セックスまで教えられる。
だが突然海堂は姿を消してしまった。
その後両親も離婚し、奏多は何も考えずに勉強して大学へ。
一人暮らしを始めてからゲイ向け壁尻専門の店を見つけ、海堂に教えられた性嗜好も抑えられずにバイトするように。
だが、その店に新店長としてやってきてのはあの海堂で。

好きなプレイなんで楽しく読みました。
まあ壁尻の部分はそんなに多くなくて、主に海堂と奏多のエッチ、エッチ、エッチ。
夜のおともにもなるのですが、好きだから離れたけどやっぱお前が一番、というストーリーもあるので、壁尻プレイばっかりというわけにもいかなかったのでしょう。もうちっと欲しかったなあ。
うんうん。
親子の情も少々。

今日の一作vol.288 はじめての恋わずらい…甘くてもこってりではなくふんわりなんです

はじめての恋わずらい (幻冬舎ルチル文庫)

はじめての恋わずらい (幻冬舎ルチル文庫)

浮き世離れした本の虫の直史。祖父の古書店を継いだはいいが、レアな本を求める客に困っていたところ常連客で祖父と仲がいいという大学院生の聡真に助けられる。人見知りで接触が苦手な直史にしては珍しく、博識で美形な聡真には何のためらいもなく接することができた。
そうして端からみると恋人同士のイチャイチャとしか思えない二人の態度だが、直史にははじめての親友という認識。聡真は気長に待つようだが、直史は酔うとキス魔になるらしく、理性も切れそうで。


新装版ですが、書き下ろしが入ってよりラブラブ度があがって、読みやすくなりました。
ボケボケで純粋な直史と年下ながらなんでもごされな聡真はぴったりです。
聡真のお兄ちゃん晃貴の変化球な愛情も慣れれば良い感じです。わたしは好みの変人さ加減ではないけど。
まあぼんやりと恋を自覚して、ストレートに表現するのは直史らしくてよいですねー
聡真くんもよく耐えた!
自覚するまで待つとはいってもなかなかどうしてたまらんだろうに。
いや良かった。

書き下ろしのほうで聡真のおばあさまに頭が上がらないおじいさまがすきっすね。

今日の一作vol.287 キューピッドだって恋をする…諸々言いたいことはあるけど、とにかくかわいい

キューピッドだって恋をする (二見書房 シャレード文庫)

キューピッドだって恋をする (二見書房 シャレード文庫)

天界の恋の天使キューピッドのなかでもおちこぼれのミュウ。上司から人間界で3ヶ月の修行を命じられる。
天使にとっては過酷な処分でもミュウは人間が大好きで一度行ってみたかった人間界で過ごせるとノリノリ。
いざ行ってみて、人間は善人ばかりではないと知る。人間界で暮らす天使を頼ろうにも連絡先がわからない。困ったところを助けてくれた石動は難易度マックスの人嫌い。でも捨て猫と一緒にミュウまも拾って面倒みてくれる。
本当は優しい石動をターゲットとし、どう彼に恋をさせるか、ドジなミュウは画策するが。


ダメな天使ミュウ。一生懸命な姿はわしゃわしゃと撫でたくなるのわかります。拾われた黒猫と同じ猫扱いで、ぶうっとふくれてもかわいいだけで。
いわゆる堕天しちゃうわけですが、爽やかに人間になっちゃうのが、ありですね。
石動の人嫌いは生まれ育ちのせいですけど、猫が救いになっててよかった。

雪だるまや天使など、相変わらず人外ですけど、面白い話でした。

今日の一作vol.286 この恋、受難につき…エロ坊主はかわいいお馬鹿が好き

この恋、受難につき (ディアプラス文庫)

この恋、受難につき (ディアプラス文庫)

イケメンが大好きな美少年・粉雪は、目をつけたイケメンに告白、いざキスやハグをしようとすると意志に反して体が拒否し相手を叩きのめしてしまう。これでは一生彼氏も出来ずに処女のままだと悩んで、近所で評判のお寺へ相談しに行く。そこにいたのは美形の住職・慈海だった。慈海が言うには粉雪には教師にふられた少年の霊が取り憑いているという。成仏させるには霊の好みの年上男性とのセックスしかないと言われ。


おばかで可愛い粉雪だけど、除霊のためとはいえ、いきなりはじめて会ったばかりの男とセックスしないとならないのはかわいそー。
最終的に慈海を好きになったけど、もっと段階をおってからエッチにいたる覚悟をきめさせてやってもよかったのでは?
慈海の変人さは面白いところではあるけど好みの変態さんではないかなー。
変態さが重なりすぎてる。
まあ新人さんなので、もう少しツボを絞ってもらえるとよいかなー。
でも読みやすかったです。

今日の一作vol.285 王と剣…強くて美しい男たちのお話し。うっとりです。

王と剣 ーマリアヴェールの刺客ー (カクテルキス文庫)

王と剣 ーマリアヴェールの刺客ー (カクテルキス文庫)

サザンランドで庶子のために王子ではなく騎士として育てられた金髪碧眼の麗しいイオ。実妹リア王女が大国ノースガルトのルキウス王へ輿入れするために護衛として一緒についていく。
小国のために人質になるようなものと憤る。そして密かにルキウス王を暗殺するように命じられイオは自分の命にかえてもイリアを守ろうとする。
暗殺のために夜王宮内を探索するうちにバラ園に入り込みそこで精悍な黒衣の騎士アレクと出会う。彼と手合わせしたり語り合ううちに惹かれていくが、ルキウス王に対面の前夜にアレクに押し倒され。


結局各々の国の大臣とかの策謀なんですが、アレク=ルキウス王はしっかりとその辺押さえて、イオだけが振り回されて、ちょっと可哀想。
暗殺未遂の罪で処罰されるとばっかり思ってたのにいきなり結婚式だし。
唯我独尊のアレクを好きになっちゃったから仕方ないけどね。
麗しい騎士姿がみずかねさんのイラストで拝見できて嬉しい!
お話しとイラストがピッタリです!

今日の一作vol.284 ルームメイトの溺愛レッスン…あま~~い!でも楽しい~!いくらでもいちゃいちゃしてくれ!

前カレにつまらないといわれて恋に臆病になった少女漫画編集者の司。前から憧れていた美形デザイナーの春人と同居することに。
春人をノンケだと思っている司は料理上手で話も合い仕事もできる彼を好きになってはいけないと自制するが、なにかと甘やかしてくれる彼にどんどん惹かれてしまい。

司も春人も可愛いです。
司は天然で可愛いけど、春人は今までは来るもの問わず去るもの追わずの流され人間だったのに、初めて司の気を惹きたいと思って色々やってみているところがよいです。
いつまでもラブラブでいてくれ!
微笑ましくてにこにこしながら読んでました。

今日の一作vol.283 黒竜の花嫁…よくある異世界召還ものだけど、受が男前で良い

黒竜の花嫁【SS付】【イラスト付】 ?異世界で王太子サマに寵愛されてます? (カクテルキス文庫)

黒竜の花嫁【SS付】【イラスト付】 ?異世界で王太子サマに寵愛されてます? (カクテルキス文庫)

山歩きの最中に転倒し異世界へ移動してしまった大学生の昴。そこは竜と竜騎士が存在するラノベの世界。そして知らない間に腕にできた痣をみて王宮へとつれていかれ、言葉も通じないのに王らしき男と祭壇へ。そこで誓いの儀式をさせられる。よくわからないながらも抵抗したが押し倒されセックス。すると中だしされたためか言葉がわかるように。
そして自分は黒竜でもある鸞王太子のつがい様として呼ばれたらしいが、そこには兄王子の陰謀がかかわっているらしく。


よくある話ですが、昴の性格がよい。
前向きだし、黒竜鸞の竜になったら自分を抑えられないと苦悩するのも理解してちやんと鸞と向き合うところが好ましい。
3日に一度はエッチしなきゃならないとしてもなんか鸞ならいいやというさっぱりしたところが、逆に惹かれる。
竜たちとのやりとりもかわいいし、鸞が早々に昴に惚れこんでヤキモチやくのもかわいい。
殺伐としたファンタジーありきのBLより、こういうBLありきのちょっと暗風味の話が好み。
男前な受はいいよね。