ゆかのんかズよみごと!!

読んだこと見たことを思い出したらお知らせします。

今日の一作vol.351 青少年アシベ…腐女子にはおいしすぎる

少年アシベのアシベが高校生になった。
周りのメンバーもみんな変わらず、むしろ増えている。
ゴマちゃんも。
スガオくんとアシベの関係が、おいしい。
ゴマちゃんたちも可愛いです、相変わらず。
息子が好きで少年アシベのほう読んでるけど、こちらは読ませられないー?微妙。
腐女子母の私には悩ましいところ。

今日の一作vol.350 舟を編む…言葉を考える

舟を編む 上巻 (KCx)

舟を編む 上巻 (KCx)

舟を編む 下巻 (KCx)

舟を編む 下巻 (KCx)

辞典作成に携わる編集の人々のお話し。

読んだあとでは、感想書くのも言葉使いがあってるのか気を使いますね(笑)

実は雲田さんの絵は苦手でして。
よく言えばほんわりとした、でもでろっとした感のある絵ですよね。
こういう人情の話には向いてるとは思います。落語心中も読みましたが、面白いとは思うけど、私自身の好みではない。
なので、小説読む機会があったら自分の好みの絵で想像したいと。
ならなんで漫画をチョイスしたのか。
これまた三浦さんの小説も苦手なんですねー。
入り込みやすい自分好みの文てありますが、どうも読みだせない。
困ったもんです。

作中の主人公たる馬締さん、その他編集の方々の変さ、こだわり、すごい好き。
編集者になりたいと思わせる。
そして辞書を作り上げることの大変さ。
もっとちゃんと辞書をみてみよう読んでみようと思う。
わりと辞書ひくほうだとは思う。
この頃はスマホで検索が手軽なんだけど、子どもには辞書ひいてほしいな。
言葉を見つけた時のすっきり感、載ってなかったときのむかつき。
なかなか面白い。今度は辞書に載せるとしたらと考えることもありきですね。
アンケートとかとってるなんてしらなかった。
若者言葉はわからないけど、言葉は変化してそれを伝えていくために辞書はあるのだから、改訂していくのはそのためなんだと。
そういう理屈でいくと憲法やらも改訂されても当然なんかなー。
いえ話が飛びましたが、言葉は生き物なんだとつくづく思いました。

今日の一作vol.349 迷宮回廊4…新鮮さはないけど、つい読んでしまう

迷宮回廊 4 (花とゆめCOMICS)

迷宮回廊 4 (花とゆめCOMICS)

迷宮シリーズ最新作
やっと外科医として軌道にのってきた京の世話をする山田。
またもや事件に関係してしまう。

パターンは一緒。
でも京ちゃんの麗しさと可愛さは劣ることなく、山田のお節介も変わることなく、事件が解決してよかったな。
短編が続く話なので、詳しくは読んでほしい。
今まで読んだことないというかたは、シリーズは前シリーズ30巻以上ありますが、それから読んでほしいですね。
京ちやんと山田がどうして知り合ったのかとか。
ラストに小編、山田の娘のみどりが高校生!で彼女たちを中心にした話になってますが、わくわくしてしまいました。
みどりが山田そっくりの性格で。
そして双子ちゃんも!
これからその辺もかいてほしいなあ。
でも花とゆめ、別冊ですよねー?
休刊するほうでしたか?
続きはどうなるのかなー?
ベテラン勢がかくところなくなっていくのはつらい。
やっぱり上手いもの。読みたい!

今日の一作vol.348 王子様と鈍感な花の初恋…真面目な2人は恋をするとバカップルになります。

王子様と鈍感な花の初恋 (ショコラ文庫)

王子様と鈍感な花の初恋 (ショコラ文庫)

ラングフォード国の王子ナサニエルは病床の父王に呼ばれ、実は隠し子がいて、その異母弟王子ジョシュアを見付けだしてほしいと懇願される。
今は亡きナサニエルの母王妃に暗殺されかかり逃げているうちに行方がわからないのだという。
ナサニエルはすぐさま信頼できる部下に命じジョシュアを見付けだした。
ジョシュアはまだ10歳ながら利発な子で彼を養育していたジーンは麗しく、ナサニエルは一目で心を奪われてしまった。
まだ暗殺の危険があるために二人を極秘に匿い公にする機会をうかがっていたが、ナサニエルは会う度にジーンに贈り物をし、心を通わせる。だが、ジーンもナサニエルも真面目な性格で互い惹かれあっているのは人としての温情でしかないと思い込んでいる。端からみたら両想いだろうに、とじれったいくらいだ。
そしてやっと互いに想いを伝え合いジョシュアの御披露目の後には、と未来を誓うが、暗殺者の矛先がジョシュアからジーンに変わり。。

またまた養い子を持つ麗人とその子の保護者という関係のラブストーリーですが、今回のは清々しいほど。
ナサニエルジーンも真っ当な人で良かった。もっと癖のある王子や魔女やらばかりだったので。
あと侍従の方々の活躍?が面白いというか。
名倉さんの話はベテランですし、読んでて安心なとこあります。
適度なハラハラ感とほんわりなとこやお笑いも少々挟んで読みやすいです。
でもタイトルにするほどジーンはお花さんではないような。
むしろ水晶のほうをタイトルに入れた方がよかったんじゃ。
まあ王子と2人でバカップルなのは本当なんで。王子絶倫過ぎでジーンを壊しちゃいそうです(;^_^A
ジョシュアがちいと可哀想だなー(笑)

今日の一作vol.347 複合獣と銀の麗人…定番な魔法の世界と跡継ぎ問題。でも定番だから安心。

複合獣と銀の麗人 (二見書房 シャレード文庫)

複合獣と銀の麗人 (二見書房 シャレード文庫)

森に住む魔女の息子アイヒのもとへ一人の騎士バルドがやってきた。普通の人間には辿り着けない森の奥、やってきたバルドの役目は、行方不明になっていたアイヒが育てているオーリを見付け連れ戻すこと。
オーリの身元が分かり戻すことは正しいことなのだが、3か月の猶予をもらい、アイヒはその間にオーリとバルドの絆を深めることになる。
初めて見る生きて動く男性とどう対していいのかわからなかったアイヒだが、徐々にバルドの優しさに馴染み、またバルドもアイヒの無垢さと美しさに惹かれ離れ難くなり、約束の日を前にバルドはアイヒの騎士として誓いをたてた。
そしてオーリとアイヒはバルドと共に旅だつが。


アイヒが魔女の息子という枷を持つのと同じように、バルドも複合獣の呪いをかけられていたという、分かり合える2人。
まあ魔女の力は血筋なのか?森の魔女の館の設定は?という疑問もありますが、なんだかんだで、アイヒが可愛らしいのと、バルドが真っ当な性格なので成り立つ話ですね。
オーリも大物。その内大きくなってアイヒに求愛して欲しいてですね。
鳥の王とかでてきて、ファンタジー満載でわたしは好きな話なんだけど。
好みは別れるかな。

今日の一作vol.346 玉依姫…原点。エピソード0。感じ入る

玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)

玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)

 
八咫烏シリーズ5

志帆は都内で祖母と暮らす高校生。ある日突然伯父に誘われ母の故郷、山内村へ訪ねていくことに。
祭りがあると聞いていたが、実は山神さまへの生贄にされる儀式だった。
そして連れて行かれた先は山神の住まう神域。現れた山神の使いの大猿、八咫烏
によると、志帆の役目は再生し直す山神を育てること。
山神は、姿は赤ん坊なのだった。
志帆は一度不思議な女の声により逃げだしたが、山神の怒りが罪もない世話係の 八咫烏たちを傷つけているのをみて戻る。そして山神を恐れず立派な神として育てることを決意する。
やがて山神は志帆を本当に母のように慕い急成長するが、逆に志帆への束縛は厳しくなる。それに山神として完全になるには何かが欠けていて。


八咫烏たちが住む山内は何故できたのか。そして 八咫烏の長、奈月彦の金烏としての記憶は何故欠けているのか。
前回までの謎が全部解けました。
この話が一番最初に出来たそうですけど、一周まわってたどり着くこのじれったさと、ピースが嵌まる面白さ。
あと一作と番外編で一区切りだそうです。
早く読みたい。でも文庫化するまで待つのであと一年くらい待たなくては。
 
タイトルの玉依姫。日本神話は好きですが、土地によって色々あるので、頭がこんがらかりますね。
とりあえず巫女的なかんじ、と、私の中にインプットされました。
志帆が玉依姫であることを選んでしまった。というのが、神というのは自覚が重要なんだなあと思いいりました。

なんにせよ、いつも最後まで読まないとどうなるのかが読めないので面白さがつまっている。
読み込むのは時間がかかるけど、シリーズオススメです。

今日の一作vol.345 ドラマ/ラジオ…普通の恋愛小説として読んで欲しい

ドラマ (ダリア文庫)

ドラマ (ダリア文庫)

ラジオ (ダリア文庫)

ラジオ (ダリア文庫)

[ドラマ]
モデルの拓人にドラマのオファー。同性愛をテーマにした作品で、相手役の恵裕次からの指名だという。拓人は自分に芝居はそれも同性愛のなんて無理と断ろうとするが、マネージャーによく考えてと言われ、また恵は憧れの人でもあるので、突撃して彼に会う。そして恵と話すうちに彼が相手ならと出演を決めた。
クールな印象の恵は話してみると気さくでドラマの撮影が進むにつれプライベートでも仲良く過ごし、次第に役の海なのか拓人自身なのかわからなくなるくらい恵を好きになる。
恵もまた拓人を指名するほどファンで拓人の凛とした姿にこちらも役の岡崎と自身重ねて拓人を愛する。
お互いに愛し合うが、拓人は恵を愛するがゆえにドラマが終わる時別れることに決める。恵はそんな拓人の気持ちも知りつつもドラマ終了後も付き合っていこうと夢を語るが。

[ラジオ]
ドラマ終了から六年。拓人がパーソナリテイを担当するラジオ番組にゲストとして恵裕次を呼ぶという企画が。
ドラマ終了後に別れてから会っていない。でもやっぱり好き。動揺しないかどうかはわからないけど。
企画はドラマの再放送に便乗したもの。
5日間毎日恵がゲストで、当時の裏話やリスナーからの質問に答えるもの。
そして一日目がやってきて。



芸能人同士の話は好きです。
片方が一般人よりもお互いに磨き合う関係で愛に苦しむところがなんともイイのです。
作者の朝丘さんの話は今色々読んでいるところですが、精神的な話が深いです。
そしてだいたい一回別れます(笑)
別れてからまた互いにこの人しかないとなるわけです。

このドラマとラジオはじーっくり読みたいです。
読み終わり、今一度読み直したくなりました。
ドラマの中での劇中劇である『白の傷跡』の話自体はよくある話です。それをやることによって拓人が役の海と重なり、六年引きずることになるわけですね。そしてラジオで再会し、リスナーからの質問や意見に答え、世間の捉え方を知り、海を自分とは違うものだと切り離すことができ、また恵を愛していいんだと気付く訳です。
昔のようにじゃれあいラジオでいちゃいちゃしてるのは微笑ましかった。
恵も拓人をずっと待ってて、ラジオの話がなくてもそろそろ限界だと会いにいくつもりだったようですね。
拓人より恵のほうが比重か重いかと。

確かにBLなんですけど、エッチシーンはさらっと、あれ?いたしたの?というくらいで、気持ちの読解に終始することのほうが多いですね。
普通の恋愛小説として読んでていいと思います。
読み込むほうが好きな方にお勧めです。