ゆかのんかズよみごと!!

読んだこと見たことを思い出したらお知らせします。

今日の一作(ToT) vol.26 海からいつも最初にこれを思いだす

今日息子が、先週雨で延期になっていた全校遠足へ行きました。
まあ、毎度お馴染み近くの海の公園へ行って遊ぶだけどねー。
ということで、海と言ってホントになぜだかこの話をいつも思い出します。

クリスタル文庫 ふゆの仁子著 
「深海魚たちのうた」
深海魚たちのうた【特別版】 (ジュリアンノベルス)
舞台芸術家の国府と学生だった鴫原。惹かれあい、愛しあっている二人なのに離れなければならない。
でも会えばやはり…。を繰り返す。

海の場面なんか、突発的に心中しようとして飛び込んだシーンくらいしかないんだけどな。あと、子どものナマエ。

かなり昔にこの話を読んだけど、泣いてしまいまして。
どうにもならない関係で気持ちのすれ違いや渡英によるすれ違い、社会的な地位。別れるしかなくて。
でも子どもが成長して、改めてやはり愛していると鴫原は会うことを決めて、連絡をとる。これからという時。

死んでしまうわけですが、国府に知らせてきたのは鴫原の息子。
ラストは何度読んでも駄目です。泣くわー。

ふゆのさんのオリジナル最初の話だそうで、パワーありますね。
どの方もデビュー前後の話は勢いがあります。コレはどうしても手放せない!