ゆかのんかズよみごと!!

読んだこと見たことを思い出したらお知らせします。

今日の一作vol.45 よくあるぱてぃーん

出かけていたので更新ができませんでしたが、本は読んでました。

プラチナ文庫 水原とほる著
「狐火の夜」
狐火の夜 (プラチナ文庫)
偶然出会った、綺麗な青年と影のある男が静かに惹かれ合う。けれど男は裏社会の人間で、付き合い続けることはできないとわかってはいるのに。

水原さんの得意分野ですね。
BLとしてもよくある設定ですが、ヤクザときれいな青年。
無理やりの場合もあれば今回のようにお互い惹かれあってしまうことも。
水原さんのデビュー作「夏陰」「箍冬」は無理やりでしたね。
でもどの作品もヤクザさんはみなシブくて冷酷そうだけど愛したら優しい人です。かっこよくて、受くんたちは次第にほだされていくのです。
文章も独特な感じで話が進んでいきますね。重くじっくり淡々と。
ファンですけどこの頃は内容によっては買わないです。
ちょっと飽きがきてしまうことも。

今回は星5つ満点で、3.5くらいかな。
ラストが、再会して嬉しいで終わりじゃなく、その後また何年か後の二人はこんなふうに静かに暮らしてるとかのシーンが欲しいかな。
あと、脇役をもうちょっと使ってやってほしい。
水原節は好みがあるので。私は好きですが。