ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.100! 幽霊モノ!結構読み応えあり!

キャラ文庫 成瀬かの著
「気がついたら幽霊になってました。」
気がついたら幽霊になってました。 (キャラ文庫)
水葵は男とのトラブルで首を絞められ、気づいたら自分の体を見下ろし霊体に。
このまま成仏してしまう前にずっと好きだった高校時代の親友の黒須に会いに行く。霊感ゼロの黒須は水葵の気配に気づかないが愛犬に導かれて水葵の肉体を発見。水葵は重体ではないが目覚めない。
水葵はなんとか自分の体に戻ろうとするがうまくいかず、また犯人もなかなかみつからず。

表紙やタイトルが明るいので、ライトな感じで読み始めたが、割とヘビーでした。
黒須と水葵は高校時代はどうみてもラブラブなんですが、あることでまったく決別してしまいます。
黒須側と水葵側とそれぞれの理由でそれぞれの道を行くわけですが、その辺がヘビーです。
霊体で見える人に気づいてもらったりしながら事件は解決、二人は結ばれるわけですが、水葵が黒須にシンクロして疑似エッチしたりするところはちょい切ないのとエロいのとで良いですー。
最初から走馬灯じゃないけど、過去をショートで説明してもらえて、水葵の気持ちがよくわかって良かった。
あと欲をいえば、イラストが水葵はイメージ通りだけど、黒須がもっとワイルドっぽくしてほしいかな。
でも期待以上に面白かった!