今日の一作vol.127 無明の華…己を知るのは難しい。過ぎてから幸せに気付くのよねー。シブいエロいオヤジ達ががんばります。
- 作者: 井上ハルヲ,ひたき
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/11/07
- メディア: 文庫
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殺された組長高島の復讐として敵対組織に殴りこみをかけ、殺人の罪で15年の刑期を終え出所。
だが待っていたのは元兄弟分の若頭飯塚に半監禁のセックス漬けの日々。そんなある日世話になった刑事木崎と再会し、損得抜きに抱いてほしいと思い…。
オヤジ満載です。
若者はいません。
でも男の色気があります。
狭山が少年時代、生きるのに必要でウリやってそれをまだ若手警官の木崎がやめさせようとしていたというのが、なんだ最初から惚れてたんじゃんと。
痛いし暗いしオヤジだし、苦手な人は読めませんが、私は好きです。
最後のほうでやっと狭山が助けの手は今まで沢山あったのにそれに気づかないですごしてきたことに、やっと気づいて少しでも幸せを感じた日々があったと知れたのがよかった。
無明を知るということですな。
辞書ひきました。
なんだかんだあったけど、取りあえずカタギになって、多少セックス中毒の気はあるものの、これからは二人落ち着いてすごせるといいな。