ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.150 愛はね、…色んな愛があります。でも伝わらない愛は悲しいですね。

愛はね、 (白泉社花丸文庫)

愛はね、 (白泉社花丸文庫)

予備校生の望は幼なじみの俊一に片想いをしていた。けれど、俊一はノンケで自分を好きになってはくれない。その寂しさを埋めるかのように、他の誰かを好きになろうと、声をかけてくれる男と付き合うが、いつも泣かされては別れるを繰り返す。そしてそんな望を叱りながらも放っておくことができず世話を焼く俊一。
いい加減離れなくてはと思っていると俊一の知人篠原を紹介され、好きになれるかもと付き合い始めるが。

俊一以外の誰かを好きになりたいと流されるように色々を付き合うけど、結局俊一を好きなのは消せてないから、付き合う人に殴られたりするのは仕方無いというか、相手も可哀想だよね。
つうか、俊一は望のこと好きだし、変なストッパー外せば抱けるでしょ。
一番わるいというか、罪作りなのは俊一だよね。
望にいくら流されるなと言っても、望はだれのことも悪い人だと思えない子なのに。
やっと俊一を好きなのはなくせなくて、そのままの気持ちを持って寂しいのも認めて受け入れることに決めた望はこれから変わっていくだろうし、素敵な人になれるだろう。
かえってそんな望にやっと俊一も自分が望のことを自分で思っていたより愛しいと思っていることに気づくと思う。
話は望が少ししゃんとするとこで終わるけど、これからの二人がどうなるのか、知りたいな。