ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.153 はじめて男子の非常識な恋愛…恋は常識じゃないのです。

はじめて男子の非常識な恋愛 (プリズム文庫)

はじめて男子の非常識な恋愛 (プリズム文庫)

婚約していた彼女が実はレズビアンで、やっぱり男と結婚はできないと破棄された唯智。女装し見かけだけでも女になれば別れずにすむかもと考えて彼女と会ったが、やはり振られ、自棄酒を飲む。その時大学の先輩で苦手だった木野内と偶然会い、そんな事情なら女の子にしてあげようという口車にのせられ、そのまま抱かれてしまう。
そして次に会った日から唯智が恋愛をしてないから振られるのだから、自分と練習のつもりで付き合おうと言われ、真面目な唯智はそれを受け入れるが。


幼い頃に色々と非常識な叔父の不幸な最後がトラウマのようになり、常識的な普通なことをしないとあのように独りで不幸せで終わるのだと恐怖しながら道を外さないように生きてきた。
そうやって自制してたから恋もしたことがなかった。
ある意味可哀想な子だよね。
でも、木野内が真綿でくるむようにして甘やかして、やっと感情に素直になれてよかった。
エッチはかなり濃いので、そればかりならウンザリですが、どうしようもないオオボケの唯智が人らしくなる過程で必要なんで、よきかな。
あと、丁寧語なのが、わりとツボです。