今日の一作vol.154 ジャガー神の愛妻教育~カリブ編…ジャガー神に愛妻教育されてるんじゃなくて、愛妻が教育し直してやってるようにみえる。
ジャガー神の愛妻教育 ~カリブ編~ (二見書房 シャレード文庫)
- 作者: 華藤えれな,周防佑未
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2016/10/24
- メディア: 文庫
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獣人といっても黒豹やブラックジャガーです。伝説の一族、神と呼ばれている存在です。
南米コロンビアで、パイロットになるために航空学校で訓練に励む朔良。
両親がマフィアにより騙され農場を奪われたこともあり悪を許せない。
ある日学校が閉鎖され別の学校へと移ることに。その途中でマフィアにより殺されかけたが、一頭のブラックジャガーによって助けられる。それは子供のころに傷ついていたところを助け密かに世話をして一緒に遊んだブラックジャガーだった。意識が朦朧としたなか、生きたいのなら自分のものになれと言われ、つがいになることを承諾。意識が戻り、目の前に現れたのは、マフィアのドンの息子のアルベール。彼はジャガーとのことを知っていて、なお彼もまた自分と婚姻しろと迫ってきて。
シリーズものといっていいですが、少しずつ設定や、つがいになる条件などがちがいます。
それはいいんですが、今回の話はあまり共感は出来ません。
愛妻教育で甘々ならそれでいいんですか、マフィアの跡継ぎだとかを絡ませて、収まりが悪い感じ。
何について悩んでいるのか二人とも。
まあ朔良が、愛を知らない、人間としてダメダメなアルベールを教育しなおしてやってくれ。
という感想しか抱けません。
前の2作が中々逆境にも負けない、王として孤独ながら筋の通っている豹とジャガーとつがい達だったのに、今回は小物感が。
あまり続けていい話ではないです。
モフ好きでも獣姦はあまり好きでないし、毎回されると、私は読めなくないけどダメな人には辛いかな。
華藤さんは偏ってるからなあ。