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ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.166 座敷童が座敷を去るとき…愛は座敷童も救う

BL 読書

座敷童が屋敷を去るとき (キャラ文庫)

座敷童が屋敷を去るとき (キャラ文庫)

鄙びた温泉宿に憑く座敷童の延珠丸とその宿の親戚筋の逸郎は幼い頃に会ってから一緒に遊び、逸郎の危機をも何度も救ってくれた。高校生の時には好奇心から身体をつなぐ関係にまで。無垢な座敷童に色んなことを教えたせいなのか、延珠丸は会う度に成長していて、逸郎は美しく全てを受け止めてくれる延珠丸を愛し、老朽化して廃れていく温泉郷を出て一緒に暮らそうと誘うが、一緒にはいかれないと断られ。

妖怪なのか、死霊なのか。でも愛を知って成長し、実体化もできるようになって、延珠丸自身、何の役目があるのか悩む。
まあラスト千年経って迎えにきた延珠丸の母に自分が死ぬまでの間、待ってくれという逸郎もなんだが、OKしちゃう母さまも軽い幽霊だな。
でもまあ人を愛することを知って、やっと自我が解き放たれたわけで、幼くして亡くなって座敷童になり、家守としての役目は果たしたし、人として過ごすことのなかった思春期、青年期など逸郎と一緒にこの先、生きていけるのも今までの御行というか、権利というか。
逸郎も延珠丸のお陰もある幸運とそれに伴う挫折や別離なんかも色んな経験して、やはり延珠丸が愛おしいとなったわけで、運命的な二人なんだなと思いました。
有り得ないけど、でもこんな2人がいたらいいな。