ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.176 監禁された無垢な花…男って勝手

監禁された無垢な花 黒龍に攫われて (セシル文庫)

監禁された無垢な花 黒龍に攫われて (セシル文庫)

5才の時に母親が亡くなり、父親が引き取ってくれたが、書庫に閉じ込められ、長い間本のみを相手に日々を過ごしてきた偲。
ある日大好きな金木犀の香りに誘われて、こっそりと庭にでてみた。するとそこに居合わせたのは全身黒い服の秀麗な男。彼・ライルは偲の殺害を依頼されてきたのだが、偲を見て己のものにしようと香港へ連れ去る。純粋な偲にライルは愛を深めるが表には出さず、囲い込むばかり。偲は段々と周りの状況を知り、始めは怖かったライルにも徐々に心を開いていく。
そんな中ライルは香港の裏組織のトップで、勢力争いの為狙われ、偲もまた元の殺害が成されていないことを知られ追われるが。


設定にやや無理がありますが、純粋無垢な偲とライルの2人はじんわりと気持ちが通う様子がよかったです。
とは言え、出会ってすぐその場で犯してしまうのはなんかなー。
せめて車に、とか。
それにライル自らが手を下しに行くのは。
側近数人は連れていかないと。
そういう細かいとこが気になりました。

憎むべきは父親ですな。
殺害を依頼するなー!
責任とりたくないなら女遊びするなー!
子どもは親を選べないんだ!
男はその場ばかりだー!