ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.178 黒将軍と瑠璃の花

黒将軍と瑠璃の花 (ダリア文庫)

黒将軍と瑠璃の花 (ダリア文庫)

昂国の10番目の皇子・美羽は、恭国との戦いにお飾りの将軍として戦地へと赴く。だが味方の裏切りに合い混乱の中、美羽は黒豹に助けられる。だが黒豹と洞窟で身を隠していたが熱を出し危ういところを敵の黒将軍と名高い、天星に保護され、そのまま美羽は天星のものに。憎むべき相手なのに惹かれてしまい。


亡国・焔のつながりなんですが、いきなり守護獣の黒豹になったりで天星は大変です。
天星は美羽に一目惚れし、そのせいで覚醒したんでしょうが、イマイチ下地があいまいのせいか、読んでて気持ちが入りません。
あらすじを読んでいるような気分でした。
もうちょっとなんで黒豹になれるのかとか、自分が黒豹になるのを自覚したシーンがあればもう少し深みがますのに。
洞窟のシーンとかあんまり詳しくはいらない。
あと美羽も綺麗なのはいいけど、ぼやーっとしすぎ。
皇子であるということのみで守られている。
天星と同化して守りたいとは思えない。
他作者の似たような話ありますが、その主人公は皇子として死に面しても凜としていて素敵なんです。
表紙などから期待したけど、ペラかった。
イラストは好きです。