今日の一作vol.209 皇子のいきすぎたご寵愛…平安皇子年下責め師弟ラブ物の怪退治 詰め合わせ
皇子のいきすぎたご寵愛~文章博士と物の怪の記~ (ラルーナ文庫)
- 作者: 雛宮さゆら,まつだいお
- 出版社/メーカー: 三交社
- 発売日: 2017/02/20
- メディア: 文庫
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そんな藤春に懐く、以前の教え子貴之は鍼師になり、頭痛の一端が物の怪にあることに気付く。そして、ある日、五条橋に現れる女の霊の謎を解いてほしいと言い、貴之は実は皇子で、彼の手配で後宮に女装して潜入することになり。
物の怪退治に重きをおくのか、師弟ラブにもっていきたいのか、なんだかとっちらかってて落ち着かない話でした。
別に物の怪が見えたからって後宮に潜入しなくてもよくね?
貴之の下の女房の中でスパイできそうなのを送り込めばいいし。
しかもなしくずしに藤春は貴之のこと受け入れてるし、いまいち貴之もなんで藤春のこと好きなのかわからん。理想の姫だとか、本気さがみえない。
さらーっと押し倒してるけど貴之があんまり逞しくもみえないし。
作り込もうとして、うまくいってない。
平安ものなのにちゃらい。
無理ありき。