今日の一作vol.213 楽園暮らしはどうですか?…鉄ヲタ、リア充までの道のり
- 作者: 夕映月子,高峰顕
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: 文庫
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そんな中廃線が決まった寂しい駅のホームで佇んでいると、自殺願望かと運転士の市川に心配される。
それ以来同じ寮ということもあり何かと市川がやってきて鍋を囲むことに。
徐々に心を開き、アドバイスに従っていくうちに、部署でもなんとかやっていけるように。
だが市川狙いの子からつきあっている人がいるか聞いて欲しいと言われ問うと、朝霞が好きだという。つきあいたいと言われて。
すごく細かく文章をかいてあって読み終わるのにだいぶかかりました。
難しいとか読みにくいとかいうのではなく、全部丁寧で、しっかりと背景も書き込んでおるので、それをスルーするのももったいないので時間かかりました。
人付き合いの下手な朝霞と昔はチャラくてでも本当はさみしがりな市川のやりとりが応援したくなる、そんな二人の話でした。
ちょっと難なのは、ことあるごとに、イケメンすごい、とか、イケメンだから、とか、朝霞的にはすごいコミュ力に感心してるんだろうけど、その一言でまとめて、連呼するのはいかがなものかと。
イケメンなのはわかったから。
そこはまたか、とうんざりしました。2度3度じゃないんですから。
あとはまあ、読み応えありの良い話でした。