今日の一作vol.250 雪だるまは一途に恋をする…かわいいけど微妙。
- 作者: 伊勢原ささら,コウキ。
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2017/01/24
- メディア: 文庫
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正当な仇討ち請負組織のメンバーだった琉と翼は組織を離れて暮らしていた。
冬、翼が家の前に雪だるまをつくる。
ユキと名付けて翼が甲斐甲斐しく面倒をみて話しかける。ユキはそんな翼に心をもらった。
翼と、翼とユキを暖かく見守る琉。
ユキは二人とも大好きだった。
ある日強硬派の組織が翼と琉を狙ってきた。二人とも撃たれ、翼は命を落とす。だが、翼はユキに琉を守ってと言い残す。
目が覚めるとユキは翼の体に入って人間になっていた。
驚くが琉の為にと懸命になる。
色々心を持ってしまう話はありますが、雪だるま、ですか。
ユキはとても可愛らしいし、琉のお好みの性格だったのでしょう。
雪だるまだったときのユキだって好きだと言われてもそれは、うーん。
翼と琉が雪だるまに意義があるのは中編の話からわかるけど、恋愛までなるかといわれるとねー。
無理ありますねー。
人間になってからのユキはとてもいい子なんで、そこで惚れるのはわかりますけどねー。
近未来の話なんだから、人工知能が内蔵できる雪だるまだったとか、もう少し捻りがあってもよかったんじゃ?
まあ興味深い話でした。