今日の一作vol.266 そんなに愛情いりません…素直に愛情受け取りましょう
- 作者: 今井真椎,小椋ムク
- 出版社/メーカー: 蒼竜社
- 発売日: 2014/06/26
- メディア: 新書
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高校で幼い頃よく面倒をみていた一つ下の瓜生と再会。ボクシング部に誘い鍛えることに。身体は大きくてスタミナもある瓜生だが、人より鈍くヘタレだが、比嘉に懐いていたために厳しい指導にもついてきて、力をつけていった。
しかし比嘉はコーチにも言ってないが、いずれ失明してしまう難病だったためプロテストを受けるのに躍起になるが、視力が足りずに散々な結果に。
それからは比嘉は無気力になるが、瓜生へ比嘉の代わりにプロになり夢を果たそうとし、比嘉の面倒を卑屈なまで見続けるが。
かなり深くて面白かったです。
でも比嘉のわざと嫌われなきゃという思考は嫌ですね。
確かに瓜生ウザイですが、まあそういう奴だし、比嘉が立ち直って叩き直してやれば、ウザイのもやや緩和されんじゃん?
ウザイほど比嘉を愛するのは母親からのネグレクトの裏返しのお母さん愛して、という感情が比嘉にシフトしたものだからまあしつこい。
大型犬なのはしようがないけどね。
ボクシングの試合に主人公が勝たないのがいいですね。現実的です。
でもそれで、比嘉も素直になって、立ち直れたからよい。
ボクシング、あしたのジョー以来久々に興味持ったわ。