ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.278 堕ちた天使は死ななければならない…感慨深い。愛されて育たないと犯罪と信念の区別がつかなくなるのかもね。もって生まれたものもあるけど。

堕ちた天使は死ななければならない (二見書房 シャレード文庫)

堕ちた天使は死ななければならない (二見書房 シャレード文庫)

金髪碧眼の美しい少年達を天使として監禁していた事件。その被害者たちが次々と殺されていった。ジェフリーが務めるニューオーリンズ警察にまた金髪碧眼の青年が殺されたと一報が。捜査で訪れたアパートにいたのは最後の天使レイモンドだった。
昔少年の頃、そのカルト教団に監禁されていた彼等を解放する一端をになったジェフリーは、一目会って彼を思い出し、またレイモンドも唯一怯えることなく接することのできるジェフリーに急速に惹かれる。
だが、FBIの捜査官でジェフリーのいとこのカイルが近づいてきて。


本格推理小説なみで、一気に読みました。
羅川さんのニューヨーク・ニューヨーク吉田秋生さんのBANANA・FISHを思い出しましたね。
レイモンドやジェフリーの葛藤も凄いよくわかるし、犯罪者なんだけど、カイルもわかるところも。
いっちまってるのはもうどうしようもないからね。
実際にありそうな事件で怖いわー。