ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.288 はじめての恋わずらい…甘くてもこってりではなくふんわりなんです

はじめての恋わずらい (幻冬舎ルチル文庫)

はじめての恋わずらい (幻冬舎ルチル文庫)

浮き世離れした本の虫の直史。祖父の古書店を継いだはいいが、レアな本を求める客に困っていたところ常連客で祖父と仲がいいという大学院生の聡真に助けられる。人見知りで接触が苦手な直史にしては珍しく、博識で美形な聡真には何のためらいもなく接することができた。
そうして端からみると恋人同士のイチャイチャとしか思えない二人の態度だが、直史にははじめての親友という認識。聡真は気長に待つようだが、直史は酔うとキス魔になるらしく、理性も切れそうで。


新装版ですが、書き下ろしが入ってよりラブラブ度があがって、読みやすくなりました。
ボケボケで純粋な直史と年下ながらなんでもごされな聡真はぴったりです。
聡真のお兄ちゃん晃貴の変化球な愛情も慣れれば良い感じです。わたしは好みの変人さ加減ではないけど。
まあぼんやりと恋を自覚して、ストレートに表現するのは直史らしくてよいですねー
聡真くんもよく耐えた!
自覚するまで待つとはいってもなかなかどうしてたまらんだろうに。
いや良かった。

書き下ろしのほうで聡真のおばあさまに頭が上がらないおじいさまがすきっすね。