ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.292 一滴、もしくはたくさん…愛はたくさん溢れ出る

一滴、もしくはたくさん (キャラ文庫)

一滴、もしくはたくさん (キャラ文庫)

気力が枯渇する奇病、枯れ人症候群。
この症状を治療できるのは『水師』のみ。
不動産屋の堤が買い取り交渉に向かった屋敷に住んでいたのは美貌の水師、保嵩と弟の響二。気難しく毒舌な保嵩とクールな響二に堤は困惑。ある日頼まれ水師の仕事に補佐としてついていきその様子をみて、水師に対して胡散臭く思っていたのが一変、保嵩が自分の中の水(生命エネルギー)を与え逆に枯渇してしまうことに心配になる。
そしてつい保嵩と弟が性的に交感していたのが頭をよぎり、キス、そしてついに意識もうろうとした保嵩と体を繋げる。
その時にはもう愛しく思っていたのだった。保嵩も堤が水人だということだけでなく受け入れて。


なんとも不思議な話でした。
水師として枯れ人に水を与えて、その後補給のために、保嵩は睡眠もしくは水をもらう必要があるわけで、弟の響二からはとりあえず一線こえずにキスなどで補っていたわけですが、響二は保嵩のことを愛してるわけで、実際我慢できずに寝ている保嵩に色々してしまっているわけです。もうやめなくてはと思っていたところに水人の堤を見つけて自分の代わりに保嵩を守り水を与えてくれるように画策し、堤は保嵩の魅力に惹かれてまんまと恋に落ちる。
や、なんか保嵩の響二のためにも水師を続けることや、保嵩のためにあらゆる手を尽くす響二や、保嵩の矜持や響二の苦悩を知ってなお自分の位置役目と共に愛していく堤が3人3様で最後ただの3Pでなく自然でしたね。

出来ればイラストでは堤と響二が体格的に同じくらいに見えるような感じで描いてほしかった。
なんかイメージとはちょっと違う。