ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.297 色悪幽霊、○○がありません!…大事なもんがないといけません。

色悪幽霊、○○がありません! (Splush文庫)

色悪幽霊、○○がありません! (Splush文庫)

祖母の住んでいた家を管理することになった安田は幼なじみで除霊師の修業中の尾形とともに片付けにやってきた。祖母が亡くなってから半年も過ぎて幽霊屋敷などと言われるくらい荒れた庭や蔵を片付けていると、何か気配を感じた。
その夜片付け終わったあと二人で酒を飲んでいると、尾形に告白され襲われかけた時現れた幽霊。安田を助けてくれたその幽霊は土方と名乗り、安田の先祖の初と不倫をして初の旦那に殺されたのだという。幽霊のくせに悲壮感やおどろおどろしいものはなく、やたら色香のある男だった。
なぜ成仏できないのかというと、大事な一物を切り取られてしまったために心残りなのだそうだ。何故か安田にしか見えないらしく何かと因縁もあるためどこかに埋められている一物を一緒に捜してあげることに。
だが、日毎に実体化する土方にイロイロとイケないことを教えられて。


うん、くだらないね!
でも面白かった。
ご都合主義な感はあるけど、めでたしめでたし。
キュウリとかマツタケはわかるけど、大根やタケノコはどうよ。
不思議パワーではいるのか。
尾形くんは可哀想だけど、所詮器ではなかったのだね。
まあ修業したまえ。

タイトルはそのものズバリ。
でも好きなシチュエーションとして、まだ実体化する前にでも、見えない相手にいたずらされるシーンとかほしかったなあ。