ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.325 後宮秘夜~覇帝と双花の寵妃~…セオリー通りの捕らわれた身代わり皇子の行く末。でも華がある話。

後宮秘夜?覇帝と双花の寵妃? (ガッシュ文庫)

後宮秘夜?覇帝と双花の寵妃? (ガッシュ文庫)

華国の皇子・李雪霞は秘密を抱えていた。それは両性具有であることと、次期女帝になるはずの亡き姉の身代わりを務めていること。そんな折華国は隣国の燿の大軍に侵略されてしまう。燿国の屈辱的な扱いに屈しないために華国の者達は自死を選び、一人逃がされた雪霞だったが燿国の皇帝・劉貴奬に捕らえられ、妃として後宮へと入れられる。男だと知られれば殺されるのか。夜伽を命じられ、覚悟を決めた雪霞だが。


王道も王道。
話の先が見えているので、安心して、むしろどう二人が惹かれ合っていくのかを追っていけて良かった。
このところ読んでいるのが中華風ばかりなので、服装や宮廷内とかがイメージし易くて、スイスイ読めたのもあるのか、身体で落とされていくのもなかなかに味わいありました(笑)
思っていたよりエッチ度が高かったといいますか。
やはり変にひねったものよりいいですね。
王道をいかに面白く読ませてくれるか、それが作家さんの力量ですよね。
いやーよかった。