ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.347 複合獣と銀の麗人…定番な魔法の世界と跡継ぎ問題。でも定番だから安心。

複合獣と銀の麗人 (二見書房 シャレード文庫)

複合獣と銀の麗人 (二見書房 シャレード文庫)

森に住む魔女の息子アイヒのもとへ一人の騎士バルドがやってきた。普通の人間には辿り着けない森の奥、やってきたバルドの役目は、行方不明になっていたアイヒが育てているオーリを見付け連れ戻すこと。
オーリの身元が分かり戻すことは正しいことなのだが、3か月の猶予をもらい、アイヒはその間にオーリとバルドの絆を深めることになる。
初めて見る生きて動く男性とどう対していいのかわからなかったアイヒだが、徐々にバルドの優しさに馴染み、またバルドもアイヒの無垢さと美しさに惹かれ離れ難くなり、約束の日を前にバルドはアイヒの騎士として誓いをたてた。
そしてオーリとアイヒはバルドと共に旅だつが。


アイヒが魔女の息子という枷を持つのと同じように、バルドも複合獣の呪いをかけられていたという、分かり合える2人。
まあ魔女の力は血筋なのか?森の魔女の館の設定は?という疑問もありますが、なんだかんだで、アイヒが可愛らしいのと、バルドが真っ当な性格なので成り立つ話ですね。
オーリも大物。その内大きくなってアイヒに求愛して欲しいてですね。
鳥の王とかでてきて、ファンタジー満載でわたしは好きな話なんだけど。
好みは別れるかな。