今日の一作vol.352 DEADLOCK┅波乱万丈な人生でも人を愛することができた幸せ
ユウト=レニックスは司法省麻薬取締局DEAに所属していたが、ある日同僚殺しの冤罪で有罪に。刑務所に収監される前にFBI から、あるテロリストのリーダー、コルブスを探しだせば、刑務所からだしてやると持ちかけられ引き受けた。囚人として過ごしながら捜査するが、本名も顔もわからない、背中の火傷と軍経験のある白人としかわからず難航する。
ユウトは同室のディックやユウトの冤罪を信じてくれるネイサンたちに助けられたりしながら過ごすが、刑務所内の暴動に巻き込まれて、やっと追い詰めたコルブスを逃してしまうが、実はCIA と契約しているディックと愛し愛ながらも別れることになり、ユウトはまた新たな人生を歩む。
2は今度は刑務所から出て、ユウトがFBI に入ってコルブスを探し、3ではコルブスを見つけだし、その最後をみとり、ディックとやっと恋人になれた、ところまで。
まだまだ続きます。
登場人物が増えていきますが、それもまた面白い。
というか、ユウトとディックだけでは話しが進まない。二人とも頑固で不器用で、イライラするほど。
出てくる人みんな壮絶な人生の人ばかりで、アクション映画を観てるみたいでしたよ。
それにアメリカの事情もなんとなくわかって、政治に興味なくても、なるほどーと裏事情が垣間見れました。
どんなに辛くても、懸命に生きる彼らは、きっとひと欠片の幸せでも大事に守っていくのだろう。愛を知ることができて幸せだと。
二人のその後もこれから読むわけで、次はどんな事件なのかというのも興味深いです。