ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作 vol.398 月下氷人~番外編にしては濃い!

 

 

四話構成

一話 時の妙薬

遊圭と明々の結婚後。やっと結婚できた二人。明々は世話になった陶蓮に礼をしたいと言うが、陶蓮は星家を裏切り遊圭を命の危険にさらしたのだ。がそんな今更なことを明々に言ってもと遊圭は悩む。やがて二人に子供ができ、陶蓮とも話をして和解できた。

 

二話 月下氷人

凜々目線からの玄月が通貞時代から皇太子付きになるまで。

三話 無憂樹

陽元の子供時代、どのようにして玄月を側近に召しあげたのか、仙児の立ち回り方など。

四話 魚水の契り

遊圭と明々、橘真人と秀芳、史尤仁と莉風、の三組の夫婦達が久しぶりに会してお互いの子や役について祝いあう。

 

どの話しも本編と微妙に絡みあってて、中身の濃い番外編でした。よくあるその後こんな感じでしたという作者独りよがりの話ではなく、糸のほつれを丁寧に解いて始末したという感じの読後感があり、満足です。

もう一冊番外編出るそうです。