ゆかのんかズよみごと!!

読んだこと見たことを思い出したらお知らせします。

今日の一作vol.246 野蛮人の求愛…いろいろ濃ゆい

5才の時アマゾンに渡り15年ぶりに戻ってくる親戚の海緯を預かることになった郁望。朧気な記憶しかないまま迎えに行くと逞しく成長した海緯から会ったとたんにプロポーズされる。
日本を離れる時に泣いて郁望にすがるためにした嘘の婚約を信じて郁望一筋でいたらしい。年下ですぐプロポーズしてくる野生児の海緯との暮らしは想像を超えるもので。

面白かったです。
海緯の真っ直ぐなところもいいし、郁望の常識的なところもわかるし。
バタバタしてるうちに絆されてしまったわけですが、その後も山あり谷ありで、退屈しないでしょう。
意外に頼りになる海緯なので、どんなことしても生きていけるでしょうし、郁望を守り続けるでしょう。
熱いわー
その内郁望ご独立して田舎で暮らすようにすればいいのだよ。
生温かく見守りましょう。

今日の一作vol.245 天水桃綺譚…じわる~!泣ける~!

天水桃綺譚 (プラチナ文庫)

天水桃綺譚 (プラチナ文庫)

天から落ちた金色の桃。桃農家の亨が見つけ持ち帰るとその桃は金髪の美しい少年に。天から落ちた桃の精だと言われても信じられず、行方不明者だろうと、亨が身柄を預かることに。モモと名付けられ、不器用で優しい亨に天真爛漫で下界に不慣れながらもモモは恩返しとばかりにせっせと桃作りを手伝う。一緒に過ごすうちに二人は想いが通じ合い契りを結ぶが、天の神仙の白虎がモモを迎えにきてしまい。

泣きます!!
モモと亨の話だけかと思ったら、コモモと白虎さまの話でも泣きました。
可愛くて切なくて、ほっこりする。
凪良さんの話はホント大好き。
あらすじでは伝えきれないので読んでほしいですね。
デビュー前の話だそうで、確かに今とは作風も少し違いますが、切なさは健在です。
ホント泣ける~!
でも桃の天然水を思いだすのはわたしだけ?

今日の一作vol.244 アナタの見ている向こう側…はっきり言わんかい!

容姿良しスタイル良し頭も愛想も良い俺様デザイナー・宮本は、行きつけのカフェでシェフの関東が、いつも後輩の福原を見つめているのを感じていた。特にリアクションを起こすわけでもないので静観していたが、ある日話しをする機会があり、そこから関東の気持ちを後押ししようと思うようになる。
だが一途にただ見つめるだけの関東に、その強い視線が自分に向けられたらと渇望するように。報われるわけない恋をしてしまった宮本は。

言葉が足らん!
俺様なのに優しい宮本がかわいそう。
関東がちゃんと言葉にして宮本を好きだと言ってやってたら揉めないのにさー!
武骨なのもよいけどほどかある。
まあまとまってよかった。
恋ができてよかった。

今日の一作vol.243 アクアブルーに恋は濡れて…イルカかわいや人間どもはめんどくせー

アクアブルーに恋は濡れて (幻冬舎ルチル文庫)

アクアブルーに恋は濡れて (幻冬舎ルチル文庫)

水族館に勤務する千知はドリフィントレーナーとして期待され、ショーでも人気を得ている。生真面目すぎて、人とのつきあい方は苦手だが、イルカ達には好かれている。ある日水族館に新人の崎枝が入ってきたが、彼はイケメンでガタイも良く家もセレブの申し分ない男だった。千知は一目惚れをしてしまったが、必死にその気持ちを押し殺し、崎枝の指導に当たる。
段々と仕事になれイルカ達のトレーニングにもあたるように。
懸命に仕事をこなす崎枝への気持ちを抑えられなくなり、酔った勢いで告白してしまい、慌てて部屋へ戻る際に階段から落ちて千知は半年間の記憶をなくしてしまう。
告白を忘れた千知と、追い詰めてしまった崎枝はもどかしく過ごして。 

なんかまどろっこしい。
気持ちを抑えすぎることと、反して崎枝を目で追ってしまうことと、千知は自分で自分を低く見過ぎているのもすげーイラつく。
崎枝もそれは恋愛の範疇の感情でしょうに、気づかんかい。とつっこみたくなる。
お互いに相手を思いやるのは良いけど、すれ違いすぎるというか、遠慮し過ぎ。
イルカたちか可愛いけど、人間たちはめんどくさー。
記憶なくしてるから、やりなおしなのはわかるけど、ちょっとしつこいかな。

今日の一作vol.242 親友に溺愛されています。…素直になれ

親友に溺愛されています。 (幻冬舎ルチル文庫)

親友に溺愛されています。 (幻冬舎ルチル文庫)

結婚式で花嫁を略奪された啓は、傷心を癒すため実家に帰省していた。地元の老舗和菓子屋を継いだ同級生の東江と再会。彼は元親友で啓の初恋の相手。卒業式の後一緒に上京するはずだったのに、約束を破られ絶交したはずだった。
だが、彼の甥っこたちに懐かれ、昔と変わらず優しくされるうちに、笑顔も取り戻し、またあの頃の気持ちもよみがえってくる。


約束を破られたことから、頑なになった啓。まあ年月が人を癒やすわけですね。
それぞれに事情もあるわけで、大人になればわかることでも、まだ恋愛に不慣れな高校時代なんかもう感情でつっぱしるだけですしね。
わかるけど素直になっとけばいいのに。
取り敢えず、婚約者たちはさいてーということで。
職人さんはカッコいい。

今日の一作vol.241 新婚さんはスパダリ同士!…どんなスーパーダーリンでも悩みはある!

新婚さんはスパダリ同士! (幻冬舎ルチル文庫)

新婚さんはスパダリ同士! (幻冬舎ルチル文庫)

容姿も仕事も若くして社長をこなすほど秀でた冬人。半年前から同居するのは世界的に有名な彫刻家の馨。
冬人は前から馨を好きだったが、恋愛に奔放な馨とずっとつきあい続けるのには親友の立場がいいのだと自分に言い聞かせていた。だが馨から、試しにしてみて相性がよければ恋人になろうと言われて、結局恋人になり同居することに。
冬人は嬉しくて仕方ないが、馨に嫌われたくないので束縛しないように振る舞うが。

お互いに素直になれよ。
最初から相思相愛なんじゃんね。
二人の葛藤が楽しかったし、いくらスパダリでも内面はみんな変わらない、恋愛って大変よね。
せらさんのイラストも、ファンなんで素敵です。
その後はバカップルなんでしょうね。

今日の一作vol.240 狗神様と恋知らずの花嫁…神さまも家族扱い

狗神様と恋知らずの花嫁 (幻冬舎ルチル文庫)

狗神様と恋知らずの花嫁 (幻冬舎ルチル文庫)

高校時代祖父の家に遊びに来たとき、怪我をした黒犬を介抱し、しばらく世話をした雪弥。家に帰る時に離れがたく、また来るからと約束したが、なかなかこれずに、祖父の死にやっと来たのが八年後。葬儀の後、また黒い子犬を助け、家に帰ると鞄の中に子犬が。その子犬は実は八年前に約束した黒犬でしかも狗神様だという。一葉と名乗るその神様は雪弥を嫁にするという。雪弥は稲荷神社の禰宜でもあるため元から紫紺丸という狐神様を視ることが出来た雪弥は一葉のことを不思議には思わずにむしろ家族が増えたような気になって。

不可思議だけどなんかアットホームな感じでほのぼのしました。
一葉がもう少しワイルドでもよかったかな。でもやりとりが面白いし、子どもっちも出来て、ありか?とも思えるけど、ありかな。
自然な流れなんで変にはおもいませんでした。
コンと一葉のやりとりも面白い。
あんまりBL要素はあるけどないような。
家族要素が強くて(^◇^;)