ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.181 溺愛ボイスと桃の誘惑…フェチ同士の恋愛探り合い

溺愛ボイスと桃の誘惑 (幻冬舎ルチル文庫)

溺愛ボイスと桃の誘惑 (幻冬舎ルチル文庫)

休筆中の人気作家・喜多川は小尻フェチ。家の立派な庭が荒れ放題なのを見かねて旧知の編集楠木が植木屋を手配してくれた。その植木屋の職人の一人、貴悠の尻を見た途端に喜多川は理想の小尻とむしゃぶりつく。
一方貴悠は声フェチ。好みの声でイケてしまうくらい。そして喜多川に押し倒された時に聞いた声はまさに好みのイケボイス。でもゲイだと知られたくない為に、喜多川を避けまくる。
喜多川、もしかして初恋かもと尻だけでなく貴悠をものにすると押しまくるが。


楽しかった!
ちょっと世間とはずれている喜多川と過去の失恋がネックで、信じることに臆病になっている貴悠のフェチはぴったり合うけど心も次第に寄り添っていくのがよいです。
身体だけ、好みだからというたけでなく、ちゃんと歩みよろうと頑張るオジサンとハリネズミみたいな若者。
かわいいですね、二人とも。
また是非とも違うフェチ話を読みたいです!