今日の一作vol.231 永劫の束縛…救いはないが互いを得た
- 作者: 井上ハルヲ,笠井あゆみ
- 出版社/メーカー: ブライト出版
- 発売日: 2017/04/10
- メディア: 文庫
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そしてそこの管理者であるクロウという男はまるで人形のように冷たく感情の見えない男だった。矢木はクロウに商品として仕込まれ客をとらされる。
すぺてに憎しみをたぎらせる矢木だが、クロウにときおり自分をみる時に感情のブレを見るように。
そしてこの船のオーナーの荒瀬という男に、矢木がクロウのかつての想い人と似ていると教えられ。
ヘビーだわー。
救いないわー。
でも何故かさらっとしてるイメージなんだわー。
すんごく扱いの酷い内容なんだけど、矢木の強さとクロウの、クロウになった過去を知るとうわー、と共感してしまう。
船から降りることはできないけど、一生一緒にいてやるというのはいいです。
ハードでヘビーでのど越しはすっきりという感じでした。