ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol.264 高潔な人~美しき陵辱王…ただ性癖メインの話かと思いきや!国同士の話も読み応えあり。

ラスウール国の若き王ユーリは軽々しく相談できない性癖があった。それは性奴隷のように陵辱支配されたいというものだった。しかし王として国を治めている身ではなかなかそんな望みは果たせない。そんな時お忍びで城下を巡っていたときにある吟遊詩人を見かけ彼と関係を持つ。彼はユーリの望み通りに抱いてくれた。名前も聞かず会えたら関係する日々。それだけでよかったのに、ある日サルバ王国の使者としてやってきた王子シュバルツが、かの吟遊詩人だった。
彼はユーリが王だと知って近づいたのか、それとも。

なかなか下地のある話で、面白かった。
なぜそんな性癖になったのかとか、国同士の駆け引き、シュバルツの出世欲のなさ、ユーリの真面目で天然な性格とかも混じって、ただエッチしてるだけの話ではないです。
まあ、ちょっと惜しいなあというとこはシュバルツが何を画策してユーリに近づいたのかをはっきりさせてその後その計画をどう変更したのかを、ユーリに惹かれていく過程と合わせてもう少し詳しく書いてほしいかな。
ぼかしても判るけど、敢えて書いたほうがラブラブ感がでるのに。
じいちゃん王がいい味出してる。孫らぶなのがいいわ。