今日の一作vol.339 獅子王の寵妃 第四王子と契約の恋…ケチではなく節約家の王子がムチをふるいます
- 作者: 朝霞月子,壱也
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2018/03/29
- メディア: 新書
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従兄のビリアンが勤める主計局でなんとか財務をやりくりしていたが、到底間に合わず、ビリアンは倒れてしまいクランベールが呼ばれた訳だが、内情を調べると国王ダリアの浪費、貴族たちの贅沢に国庫はもう崩壊寸前だったのだ。
クランベールは直ちにその無駄な出費を押さえ城の金目のものを売り払い必要経費にあてることにした。
当然国王ダリアは文句を言ってくるが、クランベールは意にも介さない。
ダリアの傲慢さをクランベールはものともせず二人の相性は最悪。幾度も衝突していたが、よく知るとダリアはちやほやと育てられた子供のようなものでその性根は真っ直ぐだとクランベールはみた。
ならば自分が育て直すつもりでいてやろうと腹をくくる。
次第にやり取りも慣れたものになったある日、とあるきっかけから身体の関係を持つことになって。
面白い!
俺様わんこのダリアと、ツンデレしない女王様なクランベールのやり取りがよいです。
身体の関係から、ダリアをそれとなくクランベールの思う通りに躾ていくわけですが、徐々に懐いて、もとい、良い関係になっていくわけです。そしてクランベールがダリアを庇って怪我をしたことで、ダリアも国のこと、そしてクランベールのことも本気に想います。
その本気からクランベールは逃げますが、まあダリアは捕まえて丸くおさまります。
ざっと言えばこんな感じですけど、二人のやりとりというか、エッチにしてもぷぷっと笑ってしまう箇所とかもあったり。
前作の第八王子のフランも出てきます。
大体においては文句ないのですが、ラストはしょりすぎかな?
ダリアのプロポーズを受けて、その後国に帰ってもうちょっとらぶらぶしてほしいかなー。
次回の第?王子の時にらぶらぶしててほしい!