ゆかのんかズよみごと!!

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今日の一作vol. 355 72歳のバリスタ┅若返るのもよしあし。

 

72歳のバリスタ (ラヴァーズ文庫)
 

茶店を営む老バリスタ·山辺はたまにやってきては店の隅で勉強をしている信濃という大学生が気になっていた。

見守るだけで幸せだったが、ある日信濃は彼女に振られ落ち込み、閉店時間を過ぎても動けなかった

その日は古い友人が来て深酒してしまい、体調が良くなかった山辺は彼をおいて暫く休むが、起きた時には異変が。なんと50歳ほど若返っていた。思いあたるのは友人の田口。なにかの研究をしているはずだった。早速連絡してみると、若返りの薬を開発し実験してみたといい、24時間で効き目はきれるという。若返れたのは嬉しいが、その姿を信濃に見られ、誘われるがままに関係をもってしまった。

こんなおじいさんが恋をしていいのか。でも会えると嬉しい。求められると応えたくなる。

もう一度だけと、薬を飲んでしまう。

田口が置いていった薬がなくなるまでと、決めてみるが、薬のありかを訪ねてきた男に若返っていることを指摘され。

 

おじいさんなのにいきなり若返って戸惑うものの、楽しんでしまうところが、可愛い。隠れゲイなのは自身でわかっていたけど、時代的に普通に結婚してそれなりに幸せだった、が、奥さんは気づいていたらしく、亡くなる前に自由になってと言ってくれたことが後押ししたのもある。

エッチしちゃったり、研究に関してのトラブルに巻き込まれたりと色々大変。信濃は老バリスタに憧れていて、若くても年取ったそのままでも好きだといってくれたけど、若い龍之介の時にしかエッチしてないし、きっとそのままだったら別れてたね。

結局若いままでいられるようになってめでたしだけど、信濃のことは信じられんな。

まあ、バーバラさんの話なので、エッチたっぷりで楽しかったですけど‼️

田口が何で薬を作って、山辺に託したのかが疑問なんだけど。

曖昧なところちょっと残さずにいてほしいかな。