今日の一作vol.199 京恋路上ル下ル…エロいというより艶っぽい。京言葉はキます。
- 作者: 夕映月子,まさお三月
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2013/11/09
- メディア: 文庫
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そんな伊織は京町屋で古書店を営んでいたが、大学生の颯馬に告白されるが、拒み続けている。
そんないけずな美人の伊織を颯馬は諦めずに追い続けているが、ある日見知らぬ男と伊織がキスしているのをみてしまい、。
伊織のしたたる色気にくらくらします。
伊織が年上を好きなのは家族に対する憧れからなので、颯馬に抱かれて、初めて颯馬のことを男として意識して、恋するということに気づきます。そのところがかわいいですね。
初恋なんですよねー。
でもお世話になった先生の息子ということもあって、素直に受け入れないし、自分みたいなのが今更好きだなんていえない。って。
でも颯馬にヤッパリ好きだと言われて素直になります。よかったねー。
京ことばが、すごいいいんです。
京都行きたくなる!
今日の一作vol.198 竜の棲み処…可愛いくてエッチで、でも深い。BLおとぎ話です。
- 作者: 宵,一夜人見
- 出版社/メーカー: ブライト出版
- 発売日: 2016/10/24
- メディア: 文庫
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竜は綺麗でキラキラしたものが大好き。ルサカがとても美しく可愛いからと、竜の巣に連れ帰り、ルサカを飼うことに。竜に飼われる人間は番人と呼ばれ、番人の仕事は家事、財産管理、交尾。
ルサカもタキアに番人にされ、巣からはでることはできない。
お世話になったライアネル様のところに帰りたいと思うけど、竜のくせに子供のようなタキアをひとりにすることもできない。それに竜との交尾はとても気持ちよくって。
可愛いくて、でも人間の醜さと、竜という人外の圧倒的な力と色々考えさせられる話でした。
軽い感じなんだけど、それだけじゃないというか。
すごいおとぎばなしです。
これは続くのかな?
他のお兄ちゃんの話とかも読みたいな。
BLのおとぎばなし。
いいじゃないですか。
もっと他のバージョンもお願いします。
今日の一作vol.197 優しくしないで、ただ抱いて。…切ない恋心。優しさも人を傷つけます。
- 作者: 四ノ宮慶,兼守美行
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: 文庫
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ある日死んだ恋人を想い続けているという稲葉と出会う。その恋人はマサキに似ていたと言い、好きな人とセックスはすべきだと、バイト先でマサキを指名しながら抱くことはなかった。昔の恋を話するだけの稲葉にマサキは想いが叶った稲葉への嫉妬とそれに比べて自分は親友にも裏切られ愛のないセックスだけしかないことへの屈辱感を抱く。だが只優しいだけの男へ次第に、稲葉を過去の恋人から自分へ向けさせたいと思うようになり。
優しいだけの男なんて、本当にクソですね。
マサキが可哀想で。
次第に恋していく過程がすごくよかったし、切なかった。
でもまあヘタレではなく、ちゃんと自分で気づいてマサキに告白したのはよしとしましょう。
ただの天然人タラしの優しい猪でした。
よかったねーマサキ改め将貴くん。
気になるのは店のマネージャーの田渡さん。彼の本命は誰なのかなー?
オーナーじゃないような気もするけど。
別の話でどっかでまた出てきてくれないかな。
期待します。
今日の一作vol.196 帝は獣王に降嫁する…これもまた純愛
- 作者: 沙野風結子,奈良千春
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2017/01/30
- メディア: 文庫
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狼を始祖とするガイウス王に、国のため民のためと蹂躙を許すが、次第にシキはガイウスの、周りの者はみな死ぬという呪われた獣王となった彼の悲しみと優しさに触れる。
そして呪いはやはり本当なのか、シキは幾度も命の危機に陥って。
沙野さんいわく、和姦凌辱ファンタジー降嫁ものです。
色々深くて面白かったです。
でも悪者は誰もいないです。
その人の立場にたつと、やむを得ないというか。
ガイウスとシキもラブラブですし。
でも心残りはユイハのこと。
それと名前だけの登場のナギ。
もうちょっと所在を明確にしてほしかったかな。最後には。
本筋に関係はないですけど、あやふやなのは嫌なので。
でも読後感は良いです。ばっちり。
vol.195 パペット…ミイラ取りがミイラに
- 作者: 丸木文華
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 文庫
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そして桐谷が担当した人達はみな潰れていくという噂も。
紡は力試しと元の話を描くが不評に。桐谷に冷たく切り捨てられるところを縋って絶対逆らわないと誓う。そのまま桐谷に抱かれるが、何も違和感がない。すると今まで夢でみていたことはすべて現実だったという。
紡自身は不自然と思っていないが、両親の記憶や自分が不快に思ったことはすべて忘れて違う記憶にかえていた。
桐谷はそんな紡を見抜き興味を覚え、抱えているものを漫画に昇華させてやることに意義を見いだしていた。
紡は桐谷に守られ指示通りに描くことで安らぎを覚え、桐谷は紡の異常な理想に対する煌めきに逆に操られているのをしりながらも守り囲っていくことを喜びとするのだった。
ちょっとゾッとする異常な人達の話ですね。
割れ鍋に綴じ蓋なのはいわずもがな。
周囲にあまり迷惑をかけないようお願いしたいです。
丸木さんの話は一種独特ですから、普通の話ではないとは思ってましたが、キャピキャピな話をいつか読んでみたいです。
私はこういうサイコな話はまあ大丈夫ですが、無理の人もいるかもですね。
みずかねさんの柔らかなイラストに助けられているのもありますね。
面白かったけど、紡の異常な魅力に捕らわれた桐谷さんは、逆に操り師にさせられたわけですね。
おそろしー。
今日の一作vol.194 サーベルタイガーの獣愛…純愛
サーベルタイガーの獣愛【イラスト入り】 (ビーボーイノベルズ)
- 作者: 櫛野ゆい
- 出版社/メーカー: リブレ
- 発売日: 2017/01/19
- メディア: Kindle版
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それでも獣人たちに助けてもらうしか国を救うことはできないと、ルシュカは諦めず、獣人の集落へ行き自分で皆を説得するとディオルクに着いて行く。
ルシュカに根負けし、またルシュカの可憐な姿に庇護欲をかられるディオルクは共に集落までいくことに。
しかし赤い満月の夜に獣人は恋する相手に発情してしまう。ディオルクはルシュカに触れてはならないとその晩は遠ざけるのだが、それを知らないルシュカは発情し理性を失った彼に近づいてしまい、無理やり抱かれてしまう。
ディオルクはルシュカを愛しく思い、だが傷つけてしまうと苦しむ。そんなディオルクに怯えつつも、いつもは優しく強い彼にルシュカも惹かれていき。
好きだお前が欲しい!誰にもやらない!
いけいけゴーゴー!
これくらい直球なのいいですねー!
美女と野獣のようですが、別に魔法にかけられているわけではないですから、ルシュカのほうがすごい強者だなと思います。
人間姿のほうより獣姿のディオルクのが好きと言ってるし。
出来れば他の獣人の方々のイラストも見たかったし、お兄さんの愚痴話みたいのももっとほしかったな。
イラストは申し訳ないが、私の好みではなく、ルシュカが美人さんに見えないので残念感がありました。
今日の一作vol.193 華は褥に咲き狂う…BL版暴れん坊将軍しかも男前受様
- 作者: 宮緒葵
- 出版社/メーカー: 海王社
- 発売日: 2016/12/16
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- 作者: 宮緒葵,小山田あみ
- 出版社/メーカー: 海王社
- 発売日: 2016/12/28
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そしてこの度、妻・御台所を迎えることになった。
しかし西の都から嫁いできたのは、 紫藤純皓と名乗る 美しく妖艶な男子。
光彬は大奥で母が苛められていたのが傷となり自分の妻には泣かせることはしないと覚悟を決め初夜を迎えるが、指南役しか経験のない光彬は純皓の濃厚な手管に陥落し穿たれる。
奉仕するのが妻の努めと純皓は光彬をとろけさす。それでも光彬を慕い、上様とたて、大奥を取り仕切る純皓に、何故か光彬は初恋の人を思い出すように。
一作目二作目と、うひゃあと叫びたくなるエロさと面白さです。
別次元の恵戸です。
まあ設定なんかは江戸と同じで、上様がお忍びで出かけて色んないざこざを解決するのとかは痛快です。
そこに純皓率いる組織、光彬を慕う部下たち、大奥や跡継ぎ問題なんか絡んでて、凄いです。
でも純皓が光彬を愛し抜いてるのは怖いくらいわかるし(笑)、光彬も結局初恋の人は純皓だったしでイチャイチャなんてもんじゃないくらい熱い二人。
小山田さんのイラストも色気むんむんですしね。
気になるのは咲ちゃんと鬼瓦の関係です。むふふ。どっちがどっちにどうしているのかとかね。気になる~。