今日の一作vol.293 恋の吊り橋効果、試しませんか?…まず好意ありきですけどね。
- 作者: 神香うらら,北沢きょう
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2017/06/27
- メディア: 文庫
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ジュリアンの家族や知り合いもくるときき緊張していた。そこでジュリアンの兄で実は雪都の初恋の人クレイトンとも再会。やはり好きだと実感するが、告白はしないと決めていた。
しかし猛吹雪になり別荘は孤立。そして殺人事件まで起きてしまった。
実ははFBI捜査官だというクレイトンは捜査に雪都をアシスタントとして指名し、2人一緒に行動することになり。
なかなかに読み応えのある話でした。
殺人事件を解決する中、クレイトンと雪都が急接近。
恋愛心理的にもサスペンス的にもうまいこともっていってる。
吊り橋効果というか、最初にお互いにいいなあと思ったからこそ、様々な障害がより二人を、という展開。
雪都のモテモテぶりをもっとみせて、クレイトンがやきもきする様を見たかったかな。(≧∀≦)
今日の一作vol.292 一滴、もしくはたくさん…愛はたくさん溢れ出る
- 作者: 沙野風結子,湖水きよ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2017/06/27
- メディア: 文庫
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この症状を治療できるのは『水師』のみ。
不動産屋の堤が買い取り交渉に向かった屋敷に住んでいたのは美貌の水師、保嵩と弟の響二。気難しく毒舌な保嵩とクールな響二に堤は困惑。ある日頼まれ水師の仕事に補佐としてついていきその様子をみて、水師に対して胡散臭く思っていたのが一変、保嵩が自分の中の水(生命エネルギー)を与え逆に枯渇してしまうことに心配になる。
そしてつい保嵩と弟が性的に交感していたのが頭をよぎり、キス、そしてついに意識もうろうとした保嵩と体を繋げる。
その時にはもう愛しく思っていたのだった。保嵩も堤が水人だということだけでなく受け入れて。
なんとも不思議な話でした。
水師として枯れ人に水を与えて、その後補給のために、保嵩は睡眠もしくは水をもらう必要があるわけで、弟の響二からはとりあえず一線こえずにキスなどで補っていたわけですが、響二は保嵩のことを愛してるわけで、実際我慢できずに寝ている保嵩に色々してしまっているわけです。もうやめなくてはと思っていたところに水人の堤を見つけて自分の代わりに保嵩を守り水を与えてくれるように画策し、堤は保嵩の魅力に惹かれてまんまと恋に落ちる。
や、なんか保嵩の響二のためにも水師を続けることや、保嵩のためにあらゆる手を尽くす響二や、保嵩の矜持や響二の苦悩を知ってなお自分の位置役目と共に愛していく堤が3人3様で最後ただの3Pでなく自然でしたね。
出来ればイラストでは堤と響二が体格的に同じくらいに見えるような感じで描いてほしかった。
なんかイメージとはちょっと違う。
今日の一作vol.291 風の大陸…今でも新鮮な魅力を持つ主人公たちに感慨深し。
- 作者: 竹河聖
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
- 発売日: 2013/10/16
- メディア: Kindle版
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風の大陸 文庫 1-28巻セット (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 竹河聖
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 文庫
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もう20数年前からの作品です。急に読みたくなり、また以前はラストまで読破してなかったので全巻読み直しました。
まずは主人公ティーエの魅力ですよね。美しくまた純粋な、でも力は桁違いにある超能力者、本人は薬師といいはる。そしてティーエとともに旅をするボイスとラクシ。彼等もまた魅力的ですし、行く先々で出会う人々も。
そしてストーリーもぐいぐいと惹き付けられます。
だけどラストがやはり急いだ感ありで、一応納得で終わりましたけど、ティーエは大陸を救いましたけど、あと一編ラクシの国へ皆で行った後の平和なとこを読みたかったね。
あと魂の双子たるイルアデルを死なせちゃったのは何でなんだろう。まあティーエの成長とその次へ行かせるためにも必要なんだろうけども、じゃあ魂だけでもラスト力貸すのに出てきてもよかったんじゃあ。と。
ところどころジレンマはありましたが、ティーエが変わらずの性格でよかったです。
でもラクシとくっつくのはあんまり歓迎しない。読み返してラクシの性格は私個人的には好きじゃないので。
まあファンタジーの先駆けとして凄いなあと当時の気持ちも思い出して、感慨深かったですねー。
今日の一作vol.290 ドッグカフェで甘いバイト生活…確かにあまい。仕事にも恋愛にも隙だらけ。
- 作者: 伊郷ルウ,花小蒔朔衣
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/07/18
- メディア: 文庫
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いいのかおい。とっこみたくなるような曖昧さで佐和田からの告白を受けてOKしてしまう翔太郎。
佐和田も何がっついてんだという勢いで体をつなげようとするけど、なにこの展開。
なんか両想いなのはいいとして、もう少し余裕もて。
大人のテクを駆使して翔太郎をメロメロにしてから入れましょう。
とても痛そうで、頑張って佐和田のことが好きなんだから気持ちよくなるはず、と少しの快感を拾おうとしてるところが、えー、と。
そこまでの自分探ししてるとことか、スノーにもふもふしてるとことかはなかなか面白く詠んだのに、エッチして次の日に痛みの中幸せを噛み締めるということで終わり。終わりー?
なんか翔太郎の具体的な将来をもちっとあったら引き締まったのに。
自分のやりたいことみつけます!で終わるのはなんかなー。
オチがない落語のようでした。
今日の一作vol.289 Love Love Hip~壁尻の彼氏~…夜のおともに
Love Love Hip ~壁尻の彼氏~ (二見書房 シャレード文庫)
- 作者: 西野花,MAM☆RU
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2017/08/24
- メディア: 文庫
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だが突然海堂は姿を消してしまった。
その後両親も離婚し、奏多は何も考えずに勉強して大学へ。
一人暮らしを始めてからゲイ向け壁尻専門の店を見つけ、海堂に教えられた性嗜好も抑えられずにバイトするように。
だが、その店に新店長としてやってきてのはあの海堂で。
好きなプレイなんで楽しく読みました。
まあ壁尻の部分はそんなに多くなくて、主に海堂と奏多のエッチ、エッチ、エッチ。
夜のおともにもなるのですが、好きだから離れたけどやっぱお前が一番、というストーリーもあるので、壁尻プレイばっかりというわけにもいかなかったのでしょう。もうちっと欲しかったなあ。
うんうん。
親子の情も少々。
今日の一作vol.288 はじめての恋わずらい…甘くてもこってりではなくふんわりなんです
- 作者: 間之あまの,カワイチハル
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/08/18
- メディア: 文庫
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そうして端からみると恋人同士のイチャイチャとしか思えない二人の態度だが、直史にははじめての親友という認識。聡真は気長に待つようだが、直史は酔うとキス魔になるらしく、理性も切れそうで。
新装版ですが、書き下ろしが入ってよりラブラブ度があがって、読みやすくなりました。
ボケボケで純粋な直史と年下ながらなんでもごされな聡真はぴったりです。
聡真のお兄ちゃん晃貴の変化球な愛情も慣れれば良い感じです。わたしは好みの変人さ加減ではないけど。
まあぼんやりと恋を自覚して、ストレートに表現するのは直史らしくてよいですねー
聡真くんもよく耐えた!
自覚するまで待つとはいってもなかなかどうしてたまらんだろうに。
いや良かった。
書き下ろしのほうで聡真のおばあさまに頭が上がらないおじいさまがすきっすね。
今日の一作vol.287 キューピッドだって恋をする…諸々言いたいことはあるけど、とにかくかわいい
- 作者: 伊勢原ささら,梨とりこ
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2017/08/24
- メディア: 文庫
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天使にとっては過酷な処分でもミュウは人間が大好きで一度行ってみたかった人間界で過ごせるとノリノリ。
いざ行ってみて、人間は善人ばかりではないと知る。人間界で暮らす天使を頼ろうにも連絡先がわからない。困ったところを助けてくれた石動は難易度マックスの人嫌い。でも捨て猫と一緒にミュウまも拾って面倒みてくれる。
本当は優しい石動をターゲットとし、どう彼に恋をさせるか、ドジなミュウは画策するが。
ダメな天使ミュウ。一生懸命な姿はわしゃわしゃと撫でたくなるのわかります。拾われた黒猫と同じ猫扱いで、ぶうっとふくれてもかわいいだけで。
いわゆる堕天しちゃうわけですが、爽やかに人間になっちゃうのが、ありですね。
石動の人嫌いは生まれ育ちのせいですけど、猫が救いになっててよかった。
雪だるまや天使など、相変わらず人外ですけど、面白い話でした。