今日の一作vol.275 鈍色の華…冴えない中年でも味わうと病みつきになる毒華に。
- 作者: 木原音瀬,ZAKK
- 出版社/メーカー: リブレ
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: 新書
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初めは戸惑ったがその内に身体も慣れ、それなりの報酬ももらえるので続けていた。しかし相手の一人、ダンが本気になり自分のパートナーになるように迫ってきて、その気のない鶴谷は兎河と相談、会社を辞めることに。
しかしその前に、兎河とも一度してみたいと思い…。
クセありまくりのオヤジ受け。
結局鶴谷は誰に対しても本気にはならず、今気持ち良くしてくれる相手ならよいという境地に。
そこが怖い。
兎河は鶴谷が毒華なのは最初判っていて、それでもはまってしまう。
怖いわー。
後半はダンと彼と契約してゲイでもないのに関係する佐川の話。
これもまたダンが可哀想かな。また本気になっていくんだけど佐川は出世のためにsexしてるわけで、契約後は結婚するつもり。でも身体がダンとでないとイケなくなってしまう。そしてなんだかんだとダンとまとまる。
真面目なダン。
まあよかったね。
木原さん独特のヘビーでどこか人情・人間くさい話。
ゲイではない人がはまってしまう話が多いですよね。
つい読んでしまいます。