今日の一作vol.274 境界ボーダー…十年愛のわりに愛が感じられない。事件が出張りすぎ
- 作者: 愁堂れな,奈良千春
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: 文庫
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ある日、人気俳優がホテルで死亡。そのパーソナルカウンセラーが容疑者に。だが松本は彼が犯人とは思えず、話を聞こうとすると飲みに誘われ、酔っ払い、翌日ホテルで目覚める。と、第二の殺人が起きていて、容疑者と飲んでいたことか問題に。渡辺にホテルでのことを疑われ、そのまま松本は犯されてしまう。
松本は謹慎の身ながら事件を追いつつ渡辺のことを考える。
事件は面白いというか、よくよくできてるなあと思います。
でも、渡辺からの愛も松本の気持ちもあまり共感できるような箇所がないですね。推測として、高校大学と渡辺つらかったのかな。くらい。
松本もぺらい。
その変わりのなさが味なんだろうけど、容疑者の榊にかけるくらいの執着を渡辺にも。
犯人はまあ予測できましたが、気分のいいもんではないですねー。ペドはいかーん。
タイトルのボーダーは親友と恋人のということなんだろうな?
恋愛ものという感じしなかったので。