ゆかのんかズよみごと!!

読んだこと見たことを思い出したらお知らせします。

今日の一作vol.206 村人Aは魔王の嫁です。…イケメンの魔王キター!

村人Aは魔王の嫁です。 (角川ルビー文庫)

村人Aは魔王の嫁です。 (角川ルビー文庫)

身よりも無く、村の人々に助けられてきたルネ。幼なじみで村長の息子のディールに迫られ、人の寄り付かない洞窟に逃げてきた。ルネには前世の記憶があり、前は男にモテまくって逃げている途中で車にはねられ死んだ。だからこそ今度は平凡に結婚して普通に暮らしたかったのだ。だが、洞窟内の何かを壊してしまい、途端に地震が起きて落盤した岩に押し潰されてしまった。てっきり死んだと思ったが、気付くと黒髪の男に何かを挿入されていて。


またも異世界転生の話ですが、魔王はイケメンだし、特に魔族が何か人間に危害を与えるということもなく、安穏とした話ではあります。
一度死んでしまって、魔王ヘルムートの魔力で生き返り、そのまま魔族となり結婚することになるルネですが、お約束の精気挿入はもちろんエッチすることですし、ヘルムートのほうもルネに恋情を持つという、都合良すぎる話ではありますが、まあなかなかに、どうしてルネが生きたいと強く思うのかとか、ヘルムートがルネにだけ心動かされるのかとかはちゃんと踏まえてあって、それもうまく盛り込まれてるので、ただエッチしていちゃいちゃしてるだけとは違う、楽しめる話でした。
まあよくある話でほありますけどね。ほのぼのしてます。

今日の一作vol.205 陽だまりに吹く風…超硬派ヤンキータイプは好きですか?

シリーズ今現在7冊でてます。

体は小さいのに、何故か異様な迫力や存在感がある千堂一真。中学時代は超硬派なヤンキーだったんじゃ、と高校入学から噂されていた。その千堂にいきなり懐いた大型犬のような、ルックスはピカイチのバレー部のエース、神奈木。
そして千堂と中学が一緒で、容姿端麗ながら売られたケンカは買うそして3倍返しの、津寺。
同じく千堂と同じ中学で部活ばかのバレー部、高槻。
なんだかんだで一緒に行動するようになり、話題の的の4人。
これからどうなるのか。


面白いんですがー、やはりワンパターンというか。一人がモテモテで、あとのメンバーが彼を守るというか、ぞっこんで、そして一人が暴走して無理やり手に入れるという。ここに千堂の弟の彬も加わるだろうし。
つうか、千堂そんなに可愛いとは思えん。
確かに人間はよいでしょう。でも別に一目で惚れるほどでもないし。
そして神奈木の話の通じなさはイタい。
別のシリーズも似たようなことやってるし、何か一つのシリーズ完結させてから、次のを始めてほしい。
それか全くの違ったパターンをお願いしたい。
出すならちゃっちゃっと終わらせるか、ペース早めて!!

今日の一作vol.204 さよなら恋にならない日…今はちゃんと恋してきゃっきゃうふふしてます♡

さよなら恋にならない日 (ディアプラス文庫)

さよなら恋にならない日 (ディアプラス文庫)

雪谷の親友の湯原は物語の主人公みたいな人間で、誰もが目を向け誰もが好きになる男だ。そんな湯原が海外勤務になり、ぱったりと連絡が途絶えて、雪谷はなんとなくつまらない日々を送っていた。
そんなある日いつも行くレストランのウェイターが、道端で酔って転がっていたのを見つけ、介抱し家に連れて帰った。彼、慎は叔父を探して東京にでてきたといい、バイトをしながら家は転々としていると聞き、雪谷は自分のところにしばらくいてもいいと、慎を留めおく。
雪谷にとって湯原をしらない、雪谷を必要としてくれる相手で、興味本位からだったが、段々と慎のことが気になり、酔った勢いで体を重ねてからは、このまま叔父さんが見つからなくって、ずっといればいいのに。とまで思うように。
そんな時に突然湯原から連絡がきて。


気持ちをぐっと掴まれました。
何でも湯原と同じくらいできるのに、皆湯原を見て選んでいく。辛いですよね。
でも湯原は雪谷を好きだったという。
そんなん知らんわ。っていうか、湯原すげえ迷惑。
挙げ句、慎の叔父さんの庸介と結婚するとか言い出すし、それが雪谷と似ているとか、ふざけんなです。
慎が雪谷を抱いたのも庸介の身代わりかとそりや思うわな。
まあ色々ありまして、慎と雪谷は恋人になれたわけです。
よかった。バカップルになってくださいな。

まああれだな。湯原のカップルも読んでみたいな。
どんな葛藤があっちにあったんだっていう。
庸介さんは結構見た目より激しやすそうで、興味深い。

今日の一作vol.203 毎日カノン、日日カノン…なる程カノンだわ

毎日カノン、日日カノン (ディアプラス文庫)

毎日カノン、日日カノン (ディアプラス文庫)

朱鷺川家に代々使用人として仕えてきた鹿野家の可音。
御曹司で幼なじみでもある澄一に「君が好きだ。僕と一緒に来てくれないか」と言われ、大好きな彼のお世話をできるなんてと、一緒に暮らすことに。
可音は毎日澄一といられて幸せ。せっせと尽くすが、もちろんお手伝いさんとして。
澄一も幸せ。可愛いお嫁さんをもらうことができたのだから。でも可音が二十歳になるまではキスだけで我慢していた。
そんな二人の認識のズレから亀裂が。

ズレてますねー。二人とも。
まあ可音の立場からすると、恐れおおいというか、自分のせいで澄一さんを世間からうしろゆび指されるなんて、と思うし、恋人となれるわけないとシャッター下ろしてるからね。
澄一さんもちゃんと恋人としてとかお嫁さんとしてという具体的な言葉をいいましょうよ。
窓にはりつく彼の絵は笑いました。
まあ最後はバカップルですからねー。
可愛いい二人でした、、!

今日の一作vol.202 生活部へようこそ!…生徒会は雑用ばかりさ!

生活部へようこそ! (二見書房 シャレード文庫)

生活部へようこそ! (二見書房 シャレード文庫)

中学時代はボッチだった健太。猛勉強して誰も受けない高校へ入学。脱ボッチに迷走しても気づくとまたボッチ?
そんな健太が拾われたのは謎の生活部。強烈な個性の持ち主ばかりの中、一目で心奪われたイケメン王子の白鳥。
かなり厳しい部活動だけど、憧れの白鳥に構ってもらえるし、活動自体は学校の為になることばかりなので、頑張る健太。Sな白鳥たちと過ごすうちに段々と自分のダメな面も見直すようになり、ボッチでもなくなってきた。そして夏休みには白鳥と二人で旅行!?
一夏の経験しような、とまで言われて。。。

白鳥はえげつないですなー。腹黒ですなー。Sですなー。
なんも知らない健太を振り回す振り回す。
最初から目つけて自分を好きになるように言いくるめ、飴と鞭でしっかりいただいたわけですが、意外に健太はちゃんとしてたというか。

自分がボッチになるのは自分の気持ちしか考えてないという言葉に、ちゃんと反省して、周りの気持ちも考えてどう行動すべきか見つけたり、言いくるめられて生活部にいるのに、掃除ひとつにしてもやらされているというより、やって当たり前と考えられるのはえらいな。
そんな素直な健太だけど、白鳥を好きな気持ちをちゃんと言葉にして告げられたし、エッチばっかりなのはやだってのも言えたし。
逆に余裕なかったのは白鳥のほうだよね。
エッチばっかりなのも結局健太が可愛くてがっついてただけだし、わりと露骨に健太の周りに牽制して嫉妬もしてたりと、健太が大人だーと思うほど大人ではないのが、よかった。
おい、と思ったのはゲイで経験ありというのは高2なったばかりなのに早すぎないか?白鳥。
イケメン王子で女子にもてるのはわかるが。健太を悲しませるようなことをしてたなら許さんぞ!
なんてな。個人的に別にそれほど健太可愛いとは思えなかったので。
一押しは副長なんで。
メリーと副長なんていいんじやないかな。

今日の一作vol.201 死にたい病に効く薬…魂の双子を見つけることですな

死にたい病に効く薬 (プラチナ文庫)

死にたい病に効く薬 (プラチナ文庫)

幼い頃に双子の兄を亡くし親の愛情を貰えず大人になった涼也。失敗したときに耐え難い自己否定になり自殺のかわりに行きずりの男にひどく抱かれて疑似的な死を自分に課す。
そんなある日の夜、美貌の男、双樹に出会う。
双樹は涼也を酷いどころか、甘くとろかせて抱いた。
涼也は嬉しかったが、もうこんなことはないと、そのまま姿を消す。
そうして日が経ち、涼也の職場に新しく入ったサラという女性と涼也は付き合うように。
サラは話やすく、涼也の気持ちを察してくれて付き合いやすかった。
だが、デート中サラの双子の兄と会う。それは双樹だった。
複雑だが、あの夜のことはお互いになかったことにしていたが、サラと結婚という話になってきて、涼也は無理だと、サラと別れることに。
そして双樹とは。。

くそめんどくせー!
自己評価の低い人間と博愛人間と、お互いに本気の恋をしたことない同士。
自分の気持ちに素直にならない。
でも、趣味嗜好が同じ。
行動範囲が同じだし、偶然会ううちに、一緒にいるのが楽で楽しい。
好きになっていく過程もわかるし、でも自分なんかというのもよくわかるけど、
母親に愛情もらえなかったからとか、双子の片割れを亡くしたから、自分のほうが生きていていいのかとか、それは卑屈すぎるでしょう。
愛情はもらえなくても、それなりに育ててもらえたのだし、なんかそれで売りをするとか、飛躍し過ぎ。

まあ双樹に会えたのは僥倖というか。
何度も双樹から逃げて、でも最後幸せの意味をしれたのはよかった。
双樹もそんな涼也だからこそ惹かれたのだろうけど、ちょっとイライラしましたね。
まあそこが読みどころなんだろうけど。
魂の双子という言い方は好き。
ピッタリ重なる人が、パートナーになれるといいね。

今日の一作vol.200 ロマンス、貸します…ぬはぁ!高架下で叫びたい気持ちよくわかる!(笑)

ロマンス、貸します (ディアプラス文庫)

ロマンス、貸します (ディアプラス文庫)

超イケメンだけど中身は普通の男で、いつも期待外れと言われて、もうしばらく一人でいいと思っていた高秋。
従兄の経営する人材派遣会社に顔を出した日に、依頼にきた、きれいな顔なのに無表情で口下手な男性・諒にキャストと間違えられ、訂正することもできず、友人役をすることに。
しかし、諒の本当の狙いはレンタル彼氏で、振られたはらいせにイケメンの高秋を彼氏として見せてぎゃふんと言わせたいのだとか。
無表情で生真面目な言いまわしの諒になんだか惹かれてしまう高秋は。。。


面白すぎるんですけど!!
本当なら悲壮感たっぷりの話なんだけど、ネガティブ思考の割に突飛な行動しちゃう諒とか、脳内会議のぐるぐるさとか、でも顔に出てないとこまでも、ぶぶっと笑えました。
高秋のイケメンすぎての悩みも諒に対してのちょい変態入るところも面白いです。
なに、ぬはあって!
高架下で叫びたいとか、下水道で泳ぐとか、例えが劇漫画ですね。
これはもう読まないとこの面白さは伝わらないです!
エッチもエロいし面白い(笑)。
名前だけ他作品の主人公がでてきたり、遊んでるー。
さすが小林さんです!