今日の一作(-_-#)vol.5 アメリカ銃乱射事件から
白泉社文庫 羅川真里茂著「ニューヨーク・ニューヨーク」
これはゲイの方にはバイブルと言えるんじゃないかな。
ニューヨークの市警の警官、ケインと、複雑な過去を持つメル。
二人は出会って自然に惹かれ合うけれど、両親へのカミングアウト、巻きこまれる凶悪犯罪、差別や偏見。
ひとつづつ乗り越え、形ばかりでも結婚し、そして生涯支え合っていく。
もう涙なくては読めないです。
この度の事件。
同性愛者への偏見から端を発したようですが、自分が理解できないならスルーすればいいのに、なぜ見過ごすことはできないのでしょう。
50人もの死者がでるなんて、痛ましい。
武器が簡単に手に入るのが悪いのか、簡単に使うことに抵抗がないこと、人を傷つけて構わないと思う人間性になってしまうことが悪いのか。
その辺についてもこの作品では考えさせられるので、是非多くの人に読んで欲しい。
ちなみにこの羅川さん。
他にもオススメがいっぱいあります。
特に「赤ちゃんと僕」泣けます~!!
今は「ましろのおと」連載中てすね。
三味線がききたくなります!