今日の一作vol.300 人気俳優の初恋独占欲…キラキラ俳優達の苦悩と愛のドラマがきゅんとキマした!
- 作者: 佐倉温,亀井高秀
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/10/01
- メディア: 文庫
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まず、イラストが良き!
亀井さんの繊細なイラストと内容がぴったり!
そして伊織の可愛さと理人の年下にありがちながっつきがよいわよいわ!
猫の福ちやんもね!
帯刀さんも素敵です。
叱られたい。
病気と母親への葛藤と伊織の辛さが、理人によって緩和されてその内俳優復帰もなるんじゃないかと思わせてくれる、理人の執着ぶり。
後日談が読みたいです!!
今日の一作vol.299 幼なじみクロニクル…ぬるい腹黒はかえってイライラする
- 作者: 川琴ゆい華,Ciel
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: 文庫
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みつはキスの衝撃と豊加がみつのはじめてにだけ固執することへの訳のわからなさに、反発、豊加もみつを怖がらせたと謝り距離をおくように。
みつは自分は豊加が好きなのに、豊加は自分のはじめてをただそばで見たいというだけのことに傷ついたのだと知る。
でも諦めきれなくて、豊加の高校大学まで頑張って勉強して追いかけるが、それは豊加が自分を追ってくるように仕向けた結果でもあって。
あーいらつきました。
豊加の腹黒さは中途半端。
みつが豊加を好きなことはわかってるし、そうなるように生まれた時から仕向けてるんだから。
それでいてみつから告白を待つなんてのは何か違う。待つにしても、みつをあんなに不安にさせるのはいかんね。
ベタベタに甘やかして放り出して、初キスのことでみつに拒否られて自分から囲い込むことができなくなったからって、みつの想いに甘えすぎ。
みつのはじめてにこだわりすぎてみつの気持ちを無視してるように感じられる。みつだって刷り込みみたいなもんだからねー。
結局みつは最後には許しちゃうけど、こんな腹黒は好かんよ。
腹黒くんを書くならもっとさり気ない風でいてほしい。バレバレでどうしようもないヘタレ気味なのはモロモロ不快です。
どうせならもっと突き抜けてみつストークしてほしいわ!
今日の一作vol.298 双獣姦獄…タイトルのインパクトより甘く切ない
- 作者: 西野花,石田要
- 出版社/メーカー: フロンティアワークス
- 発売日: 2017/09/13
- メディア: 文庫
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兄と愛しあうが最後までにはいたっていなかった。
そして6年前、兄は事故で亡くなった。
それ以来葵は火照る体を自分で慰めるのみ。
ある日、プレイロイドのBEASTと呼ばれる2体がラボに回収され、メンテナンスをうける。彼らはマスターを壊してしまうほど、強烈な快感を与えるという。
そんな危険なプレイロイドは必要ないのではと、葵は確かめにラボへ。
すると何故か葵が触れただけで凍結状態が解け葵は2人、天牙と薫に監禁され快楽漬けにされる。そしてそれは父の命だというが。
バリバリのSFではないので、あいまい過ぎる点は多々あるものの、目をつぶり、何となくの設定での話。
不可能に近い、生前の記憶を植え付けるとな。
まあそういう体で、話をすすめましょう。
父にも理由があって命令をします。
それをバラすと面白くないので、まあ葵のためにということで。
BEASTというタイプから双獣と、そしてやりまくるということでのタイトルですが、合間に兄との思い出が入り、葵が素直になっていくことや、天牙と薫も今までの仕事としてのセックスではなく、葵だから喜ばせてやりたいという、人としての感情も生まれ、色々あって、みんなが優しい気持ちになって終わりました。
ただやって、淫乱になって終わりではなく、その後や人としてこれからどうするかというきがまえなども伺えて、なかなか読後感がよかったです。
でもモブ姦は好きじゃないので、もっと削除しどころあったかな。
そうですね、やっぱりもう少し設定を詰めてほしいなあ。
今日の一作vol.297 色悪幽霊、○○がありません!…大事なもんがないといけません。
- 作者: 中原一也,小山田あみ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2017/09/17
- メディア: 文庫
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その夜片付け終わったあと二人で酒を飲んでいると、尾形に告白され襲われかけた時現れた幽霊。安田を助けてくれたその幽霊は土方と名乗り、安田の先祖の初と不倫をして初の旦那に殺されたのだという。幽霊のくせに悲壮感やおどろおどろしいものはなく、やたら色香のある男だった。
なぜ成仏できないのかというと、大事な一物を切り取られてしまったために心残りなのだそうだ。何故か安田にしか見えないらしく何かと因縁もあるためどこかに埋められている一物を一緒に捜してあげることに。
だが、日毎に実体化する土方にイロイロとイケないことを教えられて。
うん、くだらないね!
でも面白かった。
ご都合主義な感はあるけど、めでたしめでたし。
キュウリとかマツタケはわかるけど、大根やタケノコはどうよ。
不思議パワーではいるのか。
尾形くんは可哀想だけど、所詮器ではなかったのだね。
まあ修業したまえ。
タイトルはそのものズバリ。
でも好きなシチュエーションとして、まだ実体化する前にでも、見えない相手にいたずらされるシーンとかほしかったなあ。
今日の一作vol.296 かわいくしててね…理想のタイプと現実に好きになるのは違うもんだよ
- 作者: 渡海奈穂,三池ろむこ
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: 文庫
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二本木の小学生のようなふるまいや、表情に、まったく可愛くないのに可愛いと思えてしまって。
垣内の乙女なとこや可愛いグッズをみてもふーんで終わる二本木。
まったく子供ですね。
またなかなかのイケメンだからこそ許される振る舞いですね。
似たもん同士というか、割れ鍋に閉じ蓋のような感じで、面白かったけど、けっといいたくもなる。
勝手にやってろ、というくらい、ラブラブの甘々で、子供かというような焼き餅をやく二本木とそれが嬉しい垣内。
こいつらは絶対そのうちに職場にカミングアウトしちゃう気がするー。
落ち着いていきやー。
今日の一作vol.295 鬼はここに居る…私欲から鬼になるのと愛ゆえに鬼になるのと。人間のほうが鬼より恐ろしい
- 作者: 宮緒葵
- 出版社/メーカー: プランタン出版
- 発売日: 2017/09/13
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しかも殺したのは藩でも重臣の息子。
月千代は雛丸に共に逃げようと誘い、まんまと江戸まで出て、郭の主にまでおさまる。
雛丸は月千代に身体ごととろけされ部屋から出ることもままならないが、大事にそれているのが嬉しい。だが一年ほどたち江戸の町に息抜きに出て雛丸は兄達に見つかってしまう。
雛丸を取り戻しに来た月千代を兄達が処罰しようとした時、また怒りで雛丸は我を忘れ。
またまた過去の先祖からの因縁・呪いです。
鬼退治をした祖先を持つ家に度々呪われた子が出て、普段は可愛く純粋なのに一度感情的に爆発すると、鬼になってしまう。そーですね、雛丸が惨殺事件の犯人です。
月千代はそれを知ってなお雛丸を可愛いがるわけです。
雛丸のにーちゃんも雛丸溺愛というか、呪いに巻き込まれる運命なんで。
そこはどういう因縁なのかは読んで貰わないとですが。
愛憎入り乱れてますね。
ドロドロですが、いいです!
鬼ちゃんがいちばん可哀想かなー。
人間のほうが恐ろしいですね。
月千代さんはわりと自由にやってきたので、あまり同情はしないです。
今日の一作vol.294 可愛い僕に恋してください…タイトルのような傲慢な王子ではなく、むしろ健気な天然王子さま
- 作者: chi‐co,黒須白
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/09/07
- メディア: 文庫
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お付きのイヴァンにほぼやってもらっている状態だが、セシルは自分で出来ることをしようと庭師に教えてもらいながらなんとか仕事をしようとする。
そんな時新しい庭師がやってきた。
彼レオは綺麗で逞しい。セシルは一目で彼を気に入り仲良くなりたいと思うが、レオは誰もが可愛いと愛でるセシルを特に王子として扱うでもなく、逆に邪魔だと言わんばかりに接する。
セシルはそれでも頑張って夜這いまで決行するが。
典型的な王子さまの奮戦記です。
そしてレオも日陰の王子でして、母国を追い出された形で庭師として何事もなく過ごそうとしていたのにセシルに振り回され大変ですね。
でもセシルの素直でちゃんと努力するところとかに絆され可愛く思うように。
セシルの粘り勝ちです。
レオとセシルよりもイヴァンと兄王子のハーランドの関係のほうが気になります。
まあ特に殺伐とした話でもなく、こんなもんかなという。
イラストが新人さんということで、イメージ的にはもう少しふわふわした成セシルがよかったな。