ゆかのんかズよみごと!!

読んだこと見たことを思い出したらお知らせします。

今日の一作vol. 381 バンビは獅子に娶られる┅かわいいモノ好きイケおじをもっとアピールしてほしい

 

バンビは獅子に娶られる (CROSS NOVELS)

バンビは獅子に娶られる (CROSS NOVELS)

 

蕎麦屋を営んでいた養父の祐造の遺言に従い、千佳は暖簾分けした弟子の蕎麦屋を訪ねる。人里離れた山中にぽつんとある蕎麦屋の店主·獅子谷はなんとライオンだった。

よくよく説明を聞いてみると、この世には人間と獣人がいるという。そして祐造も鹿の獣人だったそうだ。獅子谷は自分のフェロモンを蕎麦に加えて、食べにきた獣人たちはそれにより、獣化へのバランスをとることができるという。そしと千佳も獣人だと思い、祐造への恩と同じ獣人なら守らなければという獅子谷、子トラ3人とともに千佳は暮らすことに。

でも千佳は人間に違いなく、獅子谷たちの思い込みに反ずることも、また行く所もない千佳は悩みつつも、皆との暮らしは楽しく、このままでいたいと思う。が、だんだんと体が不調を訴え、その原因はやはり人間である千佳が獅子谷のフェロモンの影響で弱ってしまったこと。それを治すには獅子谷とセックスすることだと言われ。

 

 

ドジっ子の千佳とかわいいのが大好きな獅子谷。組み合わせは大好物ですが、もうちょいそのへんのエピソードが欲しかった。

獣人と人間、そして獣人病との関係など、設定をきっちりしたいという作者の意向はわかるのですが、そっちの説明とかにあわせての話の進行で、もっとウフフとかニヤニヤしたい場面をあっさり終わらせているので、残念。

子トラちゃんたちもどこかもっと使いどころがあるだろうに。

それと、獅子谷の人間バージョンがとても渋くて好きなのに、エッチするときは獣人、もしくは獅子姿なのはいただけない。

せっかくの小山田さんのイケおじとバンビちゃんの絡みはやはり人間バージョンでみたかった。

総合的においしいとこを生かせてないもったいない話でした。

 

 

 

今日の一作vol. 380 ないものねだりの王子と騎士┅人は自分と正反対のものに憧れるんです。

 

ないものねだりの王子と騎士 (キャラ文庫)

ないものねだりの王子と騎士 (キャラ文庫)

 

家族皆騎士であるヴィルトス家の中で、末っ子のリュトはどれだけ鍛練しても身体は華奢で剣の腕もそこそこ。なのに魔術は軽々と高等魔術をこなしてしまう。父には騎士は諦め魔術師になるように勧められる

リュトは騎士になりたくて、推薦状をもらうために、国王の叔父である王子のところへ突撃する。

セフィラス王子は噂によると男色家で放蕩の末に王位継承権を返上したらしい。なら美少年のリュトは、たらしてやるとばかりに頑健な城に潜入すると、出会ったセフィラス王子は凛々しく、剣の腕も素晴らしいのに魔術はうまくないのに魔術を極めたいという、リュトとは正反対の人だった。

リュトが王子に魔術を教える代わりに王子がリュトに剣術を教え、うまくいったら推薦状を貰うということに。

そんなこんなの生活をするうちに、リュトは王子の優しさや強さに憧れから恋へと気持ちを変えていくが、そんな中政変が起こり王子の命が狙われて。

 

個人的な好みですが、見た目美少年でも元気なリュトの言動が北沢さんのイラストの繊細さとあわないので、イメージするときに苦労してしまった。

こういう話の時によく北沢さんを起用しているけど、もっと重い話ならピッタリなんだけど、どうしてもやんちゃな子にはズレを感じてしまう。大和名瀬さんとか合いそうですね。

ストーリーとか流れは面白く、二人が自然に惹かれあうのもよかった。

後日談で、もうひとつくらいエピソードがほしかったかな。うまくまとまってのラストだけど、魔術を使ってどんなふうに人々の生活を変えていったのかとか、二人の掛け合いももっと読みたかった。 

もちろんブタ栗鼠たちももっと活躍させてもふもふ軍団も見たかった

(笑)

今日の一作vol.379 恋愛詐欺師はウブの虜┅虫&3人がダメな方はご覚悟を。

 

恋愛詐欺師はウブの虜 (Splush文庫)

恋愛詐欺師はウブの虜 (Splush文庫)

 

派遣で働く真己はある日おかしな女に狙われる。その時出会った派手なイケメン·水流添の巻き添えで狙われることになったのだが、なんとその原因というのが、人の魂に寄生し、快を煽る蟲のせいだという。カッターで切りつけられたり派遣先まで女はやってきて、無職になった真己。貿易会社を営む傍ら、その蟲を捕獲し昇天させる仕事をしている水流添とその相棒の美少女ならぬ女装子の俊に頼らざるを得なくなり、二人と暮らすことに。

水流添は優しく、心を惹かれ恋人となるが、可愛い俊にもきゅんとなる。

王蟲に目をつけられている真己を二人して守ってくれるが、真己は恋人としての確固たるものが欲しくて。

 

 

蟲、イメージはダイオウグソクムシ

あらすじ知らないで読みはじめて、うっひゃー!

まあ花川戸さんの話はちょっと変なものが多いので、私は平気でしたけど、ダメな人はダメでしょうね。

そして自然に3Pになっててそれはいいけど、蟲を捕獲するためには恋愛詐欺師的なことを、つまりエッチをしてブリーダーを落とすことを認めるというのは、真己ちゃん、どうよ。

その辺のモラルを水流添さんと俊が真己に出逢って改善するというほうか好きです。

だからこそタイトルが活きてくるのではないかと。

まあ、ややうけ。

 

今日の一作vol. 378 葡萄畑で蜜月を┅自然が癒し、愛を育む

 

葡萄畑で蜜月を (キャラ文庫)

葡萄畑で蜜月を (キャラ文庫)

 

たった一人の肉親だった母を亡くし心機一転住んでいたボストンを離れ、唯一の楽しい思い出のあるカリフォルニアのナパバレーへとやってきた寧緒。

イラストレーターの仕事柄美しい風景を見るとスケッチしたくなる。

その日も車を運転中脇道に進み風景をスケッチしようとして、ぬかるみにはまってしまった。

困っていたところへやってきて助けてくれたのはカーターという逞しい男前。

有難いけど、寧緒は子供のころから男につきまとわれたり、やっと恋人ができたと思ったらやはり男とは無理と振られ、傷付いたばかり。つい警戒してろくな礼もいわなかった。

やや申し訳なく思っていたらスーパーに出掛けた先で偶然カーターと出会う。引っ越してきたばかりで大変だろうと、色々気遣ってくれて、優しい人だとはわかっているけど、ついつい避けてしまう。

そんなとき寧緒は目の前でひき逃げ事故を目撃し、犯人の似顔絵を提出。するとその後から泥棒に入られたりと不審なことがおこり、安全のためにカーターの家に身寄せる。カーターの経営するワイナリーや葡萄畑の素晴らしさに心を癒され、彼に惹かれていくが。

 

安心して読めるラブストーリーですね。

出逢ってお互いに惹かれあってるのがわかるし、そこに事件がいいスパイスになって話が転換していくのが、さすがです。

神香さんの話はほんわかするので好きです。

今回は二人が出逢って恋人同士になれたけど、続きを希望で、昔カーターにストーカー化した女性がいたっていう話からなにか事件がありそうな気がしたんで、そんな話を自分で妄想してます。

だってカーターのほうが寧緒ラブなんで、その辺もっと読みたいなあ。

 

今日の一作vol. 377 恋は青天の霹靂~君は天使か!?┅平成最後に笑かしてもらいました

 

恋は青天の霹靂 ~君は天使か!?~ (シャレード文庫)

恋は青天の霹靂 ~君は天使か!?~ (シャレード文庫)

 

生真面目な青年、佐和田は、仕事の合間に立ち寄った喫茶店で、天使のような青年と出会った。一目惚れである。晴登というその青年は店主の孫でこの店で働いているようで、佐和田は彼と仲良くなるために足繁く通うようになる。晴登もそんな佐和田のことを心待ちにするように。

お互いに少しずつ距離をつめ、ついにデートするようになるが。

 

生真面目な佐和田が一喜一憂しているのが面白いです。

さすが名倉さんです。言葉のチョイスや描写がいちいちヒットしてます。

これは読んでみないとわかりません。

ぷくくと笑ってしまうんです。読みはじめて一気に読んでしまいました。

誰もいなくてよかった。ニヤニヤしてるのが自分でもわかるので😅

最初の1ページで可笑しいです。ブラボーなんて桐ノ院くらいしか使わない❗(笑)

さらっとあらすじの続きは晴登の大学休学のことや佐和田の家や父親とのことで色々ごたつきますが、乗り越えます。

名倉さんの話は嫌な気分にならないから良いですね。

障害があっても陰ではなく陽で解決されていくので、安心して読めます。

平成最後にほっこりした気分で終われてよかった。😄

 

今日の一作vol. 376 天色の瞳は千年恋を抱く┅時を翔る少年いにしえ版

 

天色の瞳は千年の恋を抱く (幻冬舎ルチル文庫)

天色の瞳は千年の恋を抱く (幻冬舎ルチル文庫)

 

青い目の孤児、葵は人柱として山神の住む山へ捨てられたが、そこにいたのは半妖のシンという端正な男だった。シンは千年前に呪術師として妖を祓おうとし、その結果呪い返しを受けてしまい、徐々に呪いの痣が広がり心臓に達したら時に消滅するという。

今はもう目も見えなくなり記憶も定かではないが葵を厭うことなく、助けてくれた。

妖も多く危険だからと葵にこの地を立ち去るようにいうが、どこにも行く宛のない葵はそのままシンが以前住んでいた小屋で暮らすように。

野草を取り魚をとり、薬草で薬を作ることをシンに教わり暮らすこと三年。シンの作り出したヨキという妖に時廻りの鏡という時間を行き来できる鏡のことを聞き、葵は千年前に行きシンか呪いを受けるのを止めたいと、鏡のある山の洞窟へいく。満月の夜に効力があるとヨキに聞いたのにそれは嘘で朔のその日、鏡に引き込まれ、千年前のシンと出会う。シンとともに各地を廻り、呪いを受ける妖にたどり着くが。

 

話の進め方が上手いです。ついつい読んでしまい、あっという間に終わる、かと思うと展開していって読みごたえもありました。

ただ千年はちょっと言い過ぎなんじゃ。

情景や時代を想像するに平安よりやや前からだとしてそこから千年で江戸時代くらい?

それはどうでしょう。色々通じないことがあるんじゃないかと。

真剣に想像しすぎでしょうか?

 

シンの元々の人間性は変わりなく、だからこそ葵はシンを苦しませたくない。

でも前のシンを救うと、最初に出会ったシンは居ないことになる。ジレンマ。

でも千年の苦しみがなかったことになるなら、半妖のシンに会えなくても。

二人の気持ちの通いあいは自然でよかった。

SF風味のBL としては完璧ですが、折角力量があるのですからもうちょい細かく設定を肉付けしてほしかったかな。

妖についてもイメージしにくい。

半妖のシンももう少し出番が欲しかった。

面白かったですけど。ね。

 

 

 

今日の一作vol. 375 灰の月┅木原さんの真骨頂·痛くて辛くて一読しかできないけど。

 

灰の月 上 (ビーボーイノベルズ)

灰の月 上 (ビーボーイノベルズ)

 
灰の月 下 (ビーボーイノベルズ)

灰の月 下 (ビーボーイノベルズ)

 

本橋組組長の息子·惣一は大学も出たインテリヤクザ。5年前に敵に襲われ凌辱されたトラウマで一人きりでいることができない。それと同時に押し込め気づかないようにしていた自分の性癖も暴かれてしまう。

一人になれないので、自慰行為もボディガードの嘉藤が見ている前で行う。ある日出先で道具を忘れ、代わりとして嘉藤自身をねだると、彼は命令に従って惣一を抱く。あまりの快感と恋人のような扱いに、もう一度とねだると、自分は女のほうがいいと拒絶される。

そして男を手配しますと言われ、惣一は惚れた男に見られながらも買った男らに抱かれて快感を得る自分を唾棄しながら段々と壊れていく。

毎日のように男を呼ぶため醜聞は広まり、組長から嘉藤は、惣一から離れるよういわれる。

 

性癖こそ問題だったが、それ以外には心酔していた惣一と離れて2年。嘉藤は、組長が倒れ惣一を支えるために戻る。

久しぶりに会う惣一は以前の冷徹でカリスマ性のある人物になっていた。采配は素晴らしく、理想のボスの姿に、嘉藤は跡目を継がせるために躍起になるが、惣一は嘉藤に譲ると降りようとする。身内の裏切りがわかり、惣一も嘉藤も狙われ、嘉藤を庇い惣一は負傷、その時に惣一が胸を作っていたことがわかり、嘉藤はあまりの異質さに言葉を失う。それでも跡目を継ぐのは惣一と、療養中に惣一に一度だけと懇願されて嘉藤は惣一を抱く。

跡目を継ぎ、惣一の生み出す金に本橋組は注目を集めることに。惣一は狙われ組の抗争が激しくなる。そして遂に爆破事件が起こり惣一が行方不明に。嘉藤は必死に探すが┅

 

惣一が哀れです。

嘉藤は惣一の力量には惚れていたんだから、おとなしく最初から抱いてあげてればよかったのに。

嘉藤が悪い。

最終的には

惣一の昼の顔を保つために抱き続けなくてはならなくなったのだから。

出来る男のようで、3手先までは読めてない。惣一のこともわかってない。自分のこともどこまでの力量かを認めきれてない。

惣一は嘉藤好かれたいだけ。女だったら嘉藤に抱いてもらえるのにと、胸を作ってしまった。自分がヤクザの頭を続けられるほどの男ではない、ただの雌だとわかっていたからこそ嘉藤に跡目をと思ったのに、嘉藤が期待するから。

薬漬けにされて、見つけ出されたあと、後遺症でもう元のようにはならない。嘉藤のことはわかるのに。

もう組長に戻れるわけないのに嘉藤は惣一を手離すこともできず1人で惣一の面倒を見て暮らす。

惣一という蔓にからめとられて窒息しそうなのに、忘れられていない、忘れても教えてくれと言われて歓喜する。つまりは愛のひとつだといえるのでは。

 

本当に泥臭く痛いばかりの話ですけど、木原さんの話はちゃんと意味のある痛み、凌辱なので、読んでしまいます。

深いです。

こちらのほうが、スピンオフで、本編のほうも読んだんですけど、こちらのほうがらしくて好ましいです。決して好き、ではないですけど。