今日の一作vol.302 初恋インストール…泣ける乙女ゲーならやってみたい。制作サイドが熱いんです!
- 作者: 千地イチ,itz
- 出版社/メーカー: 心交社
- 発売日: 2017/07/07
- メディア: 文庫
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思ったが、王子様系ディレクターの寿里
ワンコ系の巽、傲慢不遜な俺様プロデューサー十貴田の3人をモデルにヒロインとして書いてみては?と言われ、後がない英二は新規一転するためにも、ヒロインの気持ちになるために、十貴田に口説いてくれともちかけて。
なんだか純粋なBLを読んでいるというよりは、お仕事話の行き着く先がBLだったという展開でした。
話はとても引き込まれて面白く確かにこんな乙女ゲームがこんなシチュエーションで作られていたら萌えるなあ。
カップルの2人がともにノンケなのも興味深いです。
ただ英二をもう少し可愛い外見上にしてやってほしいなあ。イラストではただのプリン頭の兄ちゃんで、寿里さんが磨いてあげてほしかったな。
周りの人達も個性的でそれぞれの味もちやんと出てて、そこが余計主役の2人を盛り上げてくれた。
読む前は何かつまらなそうで軽そうな話かなと、勝手に思っていたけど、なかなかに深い話でした。
ちょっと普通の甘々な話に飽きてたらお勧めですね。
今日の一作vol.301 モブの恋はままならない…モブだって恋したい。諦めないで主役になろう!!
- 作者: 海野幸,村崎ハネル
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2017/09/25
- メディア: 文庫
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あるねーこういうこと。
いつものパターンで自分じゃないとひいてしまう。脇の属性のつらさよ。
もうそこを実に面白く書いてて、あまり期待してなかったけど、買って良かった!
年下攻めも大好きなので、征一のような何でも出来る相手に御堂のようながつがつくるけど包容力とある若者はぴったりです。
最後のショートで年下同士の悩みなど、ぷぷぷと笑ってしまいました。
海野さんの話はコメディなんだけど、折々にわかる!というとこがあって読みやすい。
ほかほかしました。
今日の一作vol.300 人気俳優の初恋独占欲…キラキラ俳優達の苦悩と愛のドラマがきゅんとキマした!
- 作者: 佐倉温,亀井高秀
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/10/01
- メディア: 文庫
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まず、イラストが良き!
亀井さんの繊細なイラストと内容がぴったり!
そして伊織の可愛さと理人の年下にありがちながっつきがよいわよいわ!
猫の福ちやんもね!
帯刀さんも素敵です。
叱られたい。
病気と母親への葛藤と伊織の辛さが、理人によって緩和されてその内俳優復帰もなるんじゃないかと思わせてくれる、理人の執着ぶり。
後日談が読みたいです!!
今日の一作vol.299 幼なじみクロニクル…ぬるい腹黒はかえってイライラする
- 作者: 川琴ゆい華,Ciel
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2017/09/27
- メディア: 文庫
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みつはキスの衝撃と豊加がみつのはじめてにだけ固執することへの訳のわからなさに、反発、豊加もみつを怖がらせたと謝り距離をおくように。
みつは自分は豊加が好きなのに、豊加は自分のはじめてをただそばで見たいというだけのことに傷ついたのだと知る。
でも諦めきれなくて、豊加の高校大学まで頑張って勉強して追いかけるが、それは豊加が自分を追ってくるように仕向けた結果でもあって。
あーいらつきました。
豊加の腹黒さは中途半端。
みつが豊加を好きなことはわかってるし、そうなるように生まれた時から仕向けてるんだから。
それでいてみつから告白を待つなんてのは何か違う。待つにしても、みつをあんなに不安にさせるのはいかんね。
ベタベタに甘やかして放り出して、初キスのことでみつに拒否られて自分から囲い込むことができなくなったからって、みつの想いに甘えすぎ。
みつのはじめてにこだわりすぎてみつの気持ちを無視してるように感じられる。みつだって刷り込みみたいなもんだからねー。
結局みつは最後には許しちゃうけど、こんな腹黒は好かんよ。
腹黒くんを書くならもっとさり気ない風でいてほしい。バレバレでどうしようもないヘタレ気味なのはモロモロ不快です。
どうせならもっと突き抜けてみつストークしてほしいわ!
今日の一作vol.298 双獣姦獄…タイトルのインパクトより甘く切ない
- 作者: 西野花,石田要
- 出版社/メーカー: フロンティアワークス
- 発売日: 2017/09/13
- メディア: 文庫
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兄と愛しあうが最後までにはいたっていなかった。
そして6年前、兄は事故で亡くなった。
それ以来葵は火照る体を自分で慰めるのみ。
ある日、プレイロイドのBEASTと呼ばれる2体がラボに回収され、メンテナンスをうける。彼らはマスターを壊してしまうほど、強烈な快感を与えるという。
そんな危険なプレイロイドは必要ないのではと、葵は確かめにラボへ。
すると何故か葵が触れただけで凍結状態が解け葵は2人、天牙と薫に監禁され快楽漬けにされる。そしてそれは父の命だというが。
バリバリのSFではないので、あいまい過ぎる点は多々あるものの、目をつぶり、何となくの設定での話。
不可能に近い、生前の記憶を植え付けるとな。
まあそういう体で、話をすすめましょう。
父にも理由があって命令をします。
それをバラすと面白くないので、まあ葵のためにということで。
BEASTというタイプから双獣と、そしてやりまくるということでのタイトルですが、合間に兄との思い出が入り、葵が素直になっていくことや、天牙と薫も今までの仕事としてのセックスではなく、葵だから喜ばせてやりたいという、人としての感情も生まれ、色々あって、みんなが優しい気持ちになって終わりました。
ただやって、淫乱になって終わりではなく、その後や人としてこれからどうするかというきがまえなども伺えて、なかなか読後感がよかったです。
でもモブ姦は好きじゃないので、もっと削除しどころあったかな。
そうですね、やっぱりもう少し設定を詰めてほしいなあ。
今日の一作vol.297 色悪幽霊、○○がありません!…大事なもんがないといけません。
- 作者: 中原一也,小山田あみ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2017/09/17
- メディア: 文庫
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その夜片付け終わったあと二人で酒を飲んでいると、尾形に告白され襲われかけた時現れた幽霊。安田を助けてくれたその幽霊は土方と名乗り、安田の先祖の初と不倫をして初の旦那に殺されたのだという。幽霊のくせに悲壮感やおどろおどろしいものはなく、やたら色香のある男だった。
なぜ成仏できないのかというと、大事な一物を切り取られてしまったために心残りなのだそうだ。何故か安田にしか見えないらしく何かと因縁もあるためどこかに埋められている一物を一緒に捜してあげることに。
だが、日毎に実体化する土方にイロイロとイケないことを教えられて。
うん、くだらないね!
でも面白かった。
ご都合主義な感はあるけど、めでたしめでたし。
キュウリとかマツタケはわかるけど、大根やタケノコはどうよ。
不思議パワーではいるのか。
尾形くんは可哀想だけど、所詮器ではなかったのだね。
まあ修業したまえ。
タイトルはそのものズバリ。
でも好きなシチュエーションとして、まだ実体化する前にでも、見えない相手にいたずらされるシーンとかほしかったなあ。
今日の一作vol.296 かわいくしててね…理想のタイプと現実に好きになるのは違うもんだよ
- 作者: 渡海奈穂,三池ろむこ
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: 文庫
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二本木の小学生のようなふるまいや、表情に、まったく可愛くないのに可愛いと思えてしまって。
垣内の乙女なとこや可愛いグッズをみてもふーんで終わる二本木。
まったく子供ですね。
またなかなかのイケメンだからこそ許される振る舞いですね。
似たもん同士というか、割れ鍋に閉じ蓋のような感じで、面白かったけど、けっといいたくもなる。
勝手にやってろ、というくらい、ラブラブの甘々で、子供かというような焼き餅をやく二本木とそれが嬉しい垣内。
こいつらは絶対そのうちに職場にカミングアウトしちゃう気がするー。
落ち着いていきやー。